豊かさの満喫に向けたライフスタイル支援事業、始まる

最近ダッシュボードが追加されて見やすくなった「政府統計の総合窓口 e-Stat」で確かめた。3月の全国平均消費支出(二人以上世帯)は、297,942円。昨年7-9月期の貯蓄残高は、1,815万円――。これらが個人金融資産1,700兆円(日銀の「資金循環統計」解説文)とどれくらい、どのようにリンクしているのかはよくわからないけれど、平均値を遙かに超える富裕層の存在は、ヨットハーバーに行けば実感できる。

いずれにしても、「価格.com」や「食べログ」を愛用するわれわれ一般生活者とは縁遠い話である。と思っていたら、政府が「働き方改革」の旗を振り、趣が変わりつつあるようだ。もともと1,700兆円の約50%を占めるタンス預金の持ち主は高齢者に多く、そこに働き方を変えて余暇を活用する人たち、特に消費性向の強い「ハイクラスな女性たち」が加わり、高級な趣味嗜好を満たすサービスが注目され始めている。

世の中の役に立つインターネットの「コンテクスト」を創っていくことを目指している、株式会社デジタルガレージ(DG、東証一部4819)は、これまでスポーツスクールなどに向けた会員管理サービス「PiCRO」やビーコン技術を利用した児童の見守りサービス「Kinsei」を提供してきた株式会社DG Life Design(HAMOLOを7月に社名変更予定)を通じて、価格.comや食べログなど数々のサービスを生み出してきたDGグループ初となる富裕層をコアターゲットとしたライフスタイル支援事業を開始する。

「Valuable Lifeの提案」をミッションとする同事業を始めるに当たって、DG社は、DG Life Designの子会社でプロ野球球団やプロサッカー・チームのWebサイトの開発・運用などを手掛ける株式会社HampSteadと、日本最大規模のワインスクールを運営する株式会社アカデミー・デュ・ヴァンの2社を、DG Life Designの完全子会社にする経営統合を主導――。アカデミー・デュ・ヴァンは、3万5000人の延会員数を有し、1年間に約2000人の新規会員を獲得していて、上記PiCROの導入団体は770以上で、累計約20万人の会員が利用しているという。

高所得者層をユーザー基盤とする両社のコンテンツを統合し、Hampsteadのシステム開発・運用事業を組み合わせて、さらに多くのユーザーに向けてサービスを拡充し、 既存の各事業を拡張しながら、事業統合によるシナジーを超えた新規事業の創出を目指す。DGグループはそのノウハウとユーザー基盤を活用した事業育成や、ファッション、旅行、ビジネス、住まい、車、フードといった分野における会員サービスにおける戦略パートナーとの協業も予定している。

ハイクラスな女性や富裕層シニアを初期ターゲットとし、生活者に広く「Valuable Life」を提案していく。伝統あるNo.1ワインスクールを運営するアカデミー・デュ・ヴァン社と、大手出版社や大手カード会社、全日空商事などとのアライアンスを始め、ライフケア、スポーツマーケティングなどの領域で、グループ内外との連携を通じ新しいライフデザインを発信していくとのことだ。

デジタルガレージ、富裕層向けライフスタイル支援事業を本格始動 投資先とその子会社2社を経営統合しDG Life Designとして事業展開へ

カテゴリー: 情報通信   

加藤 賢造

加藤 賢造 (Kato, Kenzo)Author

外資系大手IT企業の立ち上げからフィールドマーケティングやSE、上級管理職などを歴任して、米国スタートアップ(のちにNYSE上場)の日本法人代表取締役を務めたあと、現在、フリーランスコンサルタント兼ライター

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