まずは最新鋭デジタル工作機械によるDIYをイマジン
50種類以上の工作機械を揃えていて、企業、起業家、投資家、個人クリエイター、学生、主婦、ときには外国人にいたるまで、多様なバックグラウンドを持つ会員によって日々オープンイノベーションが実践されているという、「TechShop Tokyo」を紹介するために、360度映像コンテンツを制作し、それを今月18日(木)、19日(金)に開催される「富士通フォーラム2017 東京」の「TechShop」コーナーにて公開する、と発表したのは株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(SSL)と株式会社エージェンテックだ。
両社は、直観的な理解を促す情報伝達の手段を様々な場面で提供することを目的に、全天球360度映像コンテンツを活用したフィールドワーク支援ツールの開発に着手。360度映像コンテンツを活用することで、現地に赴かずとも臨場感あるフィールドワークの実現を目指すとした。
東京・赤坂にある会員制オープンアクセス型DIY工房「TechShop Tokyo」の紹介コンテンツはその第一歩とのことだ。
富士通SSLは、顧客の共創活動を支援する「Webコア Innovation Suite」を2014年12月より提供している。それは新ビジネスや新商品の開発に向けたグループ討議の「発散」、「収束」、「評価」のプロセス、そして世の中の潜在的なニーズや課題をあぶり出すために様々な現場に足を運んで観察するフィールドワークを支援するプラットフォームであり、同社はこの製品を多くの顧客に利用してもらう中で、時間を要するフィールドワークをさらに省力化し、より手軽にできないかと検討を進めてきたという。
そして今回、「Smart360」導入事例のようにクオリティの高い360度パノラマコンテンツ制作で定評のあるエージェンテックと連携を開始し、富士通SSLが目指すフィールドワークの実現に向けて、共同でツール開発に取りかかったとのことである。
今後富士通SSLは、フィールドワーク支援ツールを製品化し、今年度末から順次提供。一方、エージェンテックは、自社開発の「Smart360」をフィールドワーク支援ツールに活用することで、「Smart360」のさらなる活用方法の可能性を拡げ、顧客に提案していくとした。