女性は軽やかに、男性はどっしりじっくり

ネットショッピングの実態が明らかになった。それを明らかにしたのは、視聴者分析と広告分析のソリューションを通じて、顧客のビジネスにおける重要な意思決定を支援するデータ、分析、インサイトを提供するニールセン デジタル株式会社(東京都港区)だ。

(BP-Affairs編集部)

スマートフォン視聴率情報Nielsen Mobile NetView(ニールセン モバイル ネットビュー)、およびPC版インターネット視聴率情報Nielsen NetView(ニールセン ネットビュー)のデータをもとに、2017年3月の日本における「Eコマース」の男女別の利用状況を公表したのである。

男女ともにスマートフォンからの利用者数、利用回数がPCからの利用を大きく上回っていた。けれども、利用時間では、女性はスマートフォンからの利用時間が長いのに対して、男性ではPCからの利用時間がスマートフォンよりも長くなっていたという。

「Eコマース」サービスにおいて、利用者数上位3サービスは、男女ともにデバイスに関係なく「楽天市場」、「Amazon」、「Yahoo! ショッピング」となっていた。一方、スマートフォンの中でもアプリだけに注目すると、TOP3のサービスは1位が「Amazon」、2位が「楽天市場」、3位が「メルカリ」となっていた。
TOP3のサービスを男女で比較すると、女性では「楽天市場」の利用が最も多く、男性は「Amazon」の利用が最も多くなっていて、3位の「メルカリ」は女性の利用者数が多く、男性の利用者数の2倍弱の735万人が利用していた。

そして、アプリ利用者数TOP3の重複利用状況を見ると、3サービスのうち1つのサービスしか利用していない女性は59%(1,006万人)で、「楽天市場」のみを利用している人が最も多く24%、「Amazon」のみの利用者と「メルカリ」のみの利用者が共に18%となっていた。3サービスのうち1つのサービスしか利用していない男性は64%(921万人)で、「Amazon」のみを利用している人が33%で最も多くなっていたとのことだ。

――この分析結果にうなづきつつ世代別の利用状況も知りたいという声が、当編集部の片隅"M3層あたり"から上がった。いまテレビドラマなどのメインターゲットは購買力のある"F2層"なのだが・・・・・・。