ハイスペック3D画像を高速表示

ビジネスの開発、持続および発展に必要なものは何か。 ありそうでなかったクローゼット事業で大成功した人は記者の質問に、「アイデアとタイミングよ」と答えた。また、経営学者のP・F・ドラッカーは、「イノベーションとマーケティングのみである」と、聴講者たちに教えた。

日本が強みとする「もの作り」、この国の屋台骨を支える製造業において、アイデアやイノベーションは製品そのものであり、製品開発力が組織とビジネスの盛衰を左右するといっても過言ではないだろう。
多くの現場では開発力の向上にコンピュータ、ITの活用が欠かせない。
アイデアや革新を形にするCAD(Computer-Aided Design、コンピュータ援用設計)システム――。データはいまや3次元(3D)化され、その画像はいっそう具象に迫っている。

3D CADに課題がないわけではない。高精細になればなるほど、一言で言えば、「重い」のだ。ゲームの画像が"カクカク"する、そんなイメージである。
そこで、トヨタ自動車なども資本参加し、3Dデータ活用のソリューションサービスを提供するラティス・テクノロジー株式会社(東京都文京区)は、世界最高水準の基本性能を実現した軽量3次元フォーマット、「XVL」(eXtensible Virtual world description Language)を開発した。
計測や干渉チェックなどの業務に最適な「超軽量&高精度」、自動車や大型機器のフルモデルを用いた設計検証を可能にする「高速表示」、属性情報の編集やアニメーションの定義も行える「表現力」を備えている。

軽量3DのXVLテクノロジーをベースに、同社は、タブレットやスマホなどマルチデバイスに配信して3D表示するソフトウェア、「XVL Web3D Player」を開発。きょう、その体験版を公開した。
3D CADの普及に伴い製造現場向けの指示書、サービス向けのパーツカタログなど後工程での3D活用が急速に進んでいる。ほかにパソコン、タブレットやスマホなど現場で利用するデバイスと、Webコンテンツ表示用ブラウザの多様化も進んでいることが、今回の技術開発の背景にあるという。

XVL Web3D Playerは、ソフトウェアのインストール不要なので、現場の作業者やサービス要員、セールスやマーケティング担当者、そして一般消費者も手軽に3Dを表示することができる。デバイスおよびブラウザ制限なしのため、多様な利用環境で3D活用が可能になる。
その実体は、5月19日(金)コクヨホールで開催の「XVL3次元ものづくり支援セミナー2017東京会場」に展示され、紹介されるとのことだ。

ラティス、マルチデバイス上で3Dを表示する「XVL Web3D Player」公開 ~ 軽量3DのXVLの活用の幅を拡大 ~

カテゴリー: 情報通信 , 製造 , 自動車   

加藤 賢造

加藤 賢造 (Kato, Kenzo)Author

外資系大手IT企業の立ち上げからフィールドマーケティングやSE、上級管理職などを歴任して、米国スタートアップ(のちにNYSE上場)の日本法人代表取締役を務めたあと、現在、フリーランスコンサルタント兼ライター

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