経済指標予測AI、動き出す

いまフィンテックが熱い。 金融(Finance)と情報技術(Information Technology)を融合させたそれは、国家の注目の的であり、エンタープライズ向け各種サービスを生み出し始めている。だけでなく、一般個人投資家がその一端に触れる機会も増えてきた。

2017年4月17日 (BP-Affairs編集部)

人工知能(AI)やロボットアプリが株式市況等をもとに投資のアドバイス、銘柄選びなどをサポートする。

今後も拡大が予想されるFinTech分野で、テクノスデータサイエンス・エンジニアリング株式会社(TDSE)と、株式会社フィスコ(JASDAQ上場、証券コード:3807)は、人工知能エンジン「Scorobo@ for Fintech」の第2弾として、経済指標予測AIを始動させた。

企業のデータ経営を強力に支援するデータ解析ビジネス、AI構築サービスを推進しているデータサイエンティスト集団TDSEと、金融分野に豊富な情報と実績と人的ネットワークを持ち、最良の投資支援サービスを提供するプロフェッショナル集団フィスコは、昨年12月にクラウド型金融市況サービス構築を狙いとして業務提携。その第1弾として、「Scorobo@ for Fintech」による銘柄株価予測AIサービス――銘柄選択レポートの提供を行っていて、今回第2弾の発表は、両社の強みと関係をいっそう進化かつ深化させた形と言えるだろう。

経済指標予測AIは、TV東京『モーニングサテライト』の番組内コーナー、毎週月曜日の【先読みAI】に出演する。

なお、両社は、Scorobo@ for Fintechを個別銘柄予想やマクロ指標予想と応用が利くAIエンジンとして、自社用もしくは顧客向けにサービス展開したい複数の金融機関やメディアと導入にむけた協議を進めている。他にも、企業診断 AI(企業の与信評価)、ロボアドバイザーAI(投資信託およびETFでのポートフォリオ構築)を活用した協議も進んでいるとのことだ。