らくらく医療画像診断、モニタリング

株式会社 岡村製作所、画像診断用ワークステーション「Interpret」シリーズ新発売

(BP-Affairs編集部)

近年、医療施設では、検査機器の進歩によって診断に必要な読影件数や画像数が増加し、読影作業者への身体的負担も増えているという。
岡村製作所は、電動で昇降する画像診断用ワークステーション「Interpret」シリーズを2017年3月に発売した。

同シリーズは、モニターと天板が電動で同時に昇降する画像診断用ワークステーション。放射線科など専門医向けの「Interpret IMAGIA」と、スタッフステーションや通路など狭小スペース向けの「Interpret compact」とからなり、モニターを立ち姿勢の位置へ上げることで、座りっぱなしによる長時間同じ姿勢でいることの身体的負担を軽減する。
立ち姿勢は、関係者間で声を掛けやすくコミュニケーションを取りやすくなり、数名での素早い確認や診断が可能になる。座った姿勢でも天板とモニターの高さを体格や姿勢に合わせることで、読影精度の向上につながるとのことだ。

画像診断用ワークステーション「Interpret IMAGIA」は、画像診断用上下昇降ワークステーションであり、天板の端にある昇降スイッチで、モニターを取り付けたビームと天板を同時に昇降できる。650~1250mmの範囲で、任意の位置へ天板の高さ調整が可能――。体格や姿勢に合わせて使いやすい高さへ調節したり、気分を変えて立ち姿勢で診断することで、自由で最適なポジションでの画像診断業務を実現する。 デスクは、幅1200、1400、1600、1800 mmの4サイズを取りそろえ、複数の高精細モニターや大型CPUの設置にも対応する高耐荷重設定だという。

一方、医用モニターデスク「Interpret compact」は、狭小スペースで迅速に画像を確認するのに最適な医用モニター設置用電動昇降デスクであり、 奥行きが595 mmとコンパクト設計で、スタッフステーションやスタッフ通路などにも設置しやすく、天板は720~1220 mm の間で高さ調整が可能といった特長を備えている。そのため、コミュニケーションの向上にもつながり、同じモニターを複数のスタッフで共有する際に全員が見やすい位置へ高さを調整することで、画像確認の精度を高めることができるという。

同社は、医療従事者の画像診断における身体的負担を軽減できる医療環境づくりをサポートしていくとした。