個人投資家もFinTech、超高速リアルタイムでチャート分析

カブドットコム証券株式会社、画像認識AIと並列ベクトル計算による超高速リアルタイム処理を活用したチャートツール「AlpacaSearch for kabu.com」の提供を開始

ネット証券会社の社員ならSQL構文を知っていて当たり前。SELECT文ぐらい書けなければだめだ。

かつてあるプライベートセミナーで斎藤正勝氏がそう言っていた。Windowsサーバの証券取引/基幹業務システムへの採用で、IT業界をも驚愕させた彼が率いるカブドットコム証券(株)は、また画期的な仕組みを展開する。

米国シリコンバレーと東京に拠点を置く、FinTech(金融と情報技術の融合)に取組むスタートアップ――深層学習(ディープラーニング)などの人工知能(AI)技術に加えて、ビッグデータ解析や金融向けデータ・ストレージなどの技術にも強みを持つ「AlpacaDB Inc.」と、2017年5月11日(木)に提携し、「AlpacaSearch for kabu.com」を提供開始する予定だという。

「AlpacaSearch for kabu.com」は、AIと並列ベクトル計算による超高速リアルタイム処理技術を活用した個人投資家向けチャートツールとなる。投資アプローチのヒントの提供を目指している。今月リリースされたkabuステーション®の新プラン「kabuステーション Premium」向けの最新機能になる。

従来のテクニカルチャート分析においては、ローソク足を構成する4本値データや売買高等を相場経験則等を基に人為的に様々な統計手法や閾値で加工したテクニカルシグナルを用いるのが一般的だが、「AlpacaSearch for kabu.com」では画像認識AIがチャート形状の特徴量を判断し、複数の銘柄間の類似性を最先端のテクノロジーで探索する。
Alpaca社独自のAI画像認識エンジン(Candle2vec)で全上場銘柄のチャート形状(ローソク足)を高速処理し、パターンマッチング及びクラスタリング解析の結果から相互に類似しているパターンを瞬時に探索可能だとする。

カブドットコムは、今回リリース予定の最新機能について、並列ベクトル計算による超高速リアルタイム処理によって、日足だけでなくザラ場中の分足(15分足)にも対応――。デイトレード等のアクティブな取引にも活用できるとした。