CASIO、税理士や社会保険労務士向けの専用サービスを開始
店のPRや食材の直取引、売上および在庫管理、人の採用・教育、賃料の適正化や店舗の覆面調査まで、飲食店の経営に関わるさまざまサービスを提供しているクラウドサービス、「HANJO TOWN」を運営するカシオ計算機株式会社はきょう、ここに税理士や社会保険労務士向けの専用サービス「HANJO with PRO」を追加してサービスを開始した。
新サービスでは、税理士や社会保険労務士などの専門家が顧問先の会計処理・給与計算等の内容を確認・訂正できるという。
「HANJO会計」、「HANJO給与」を利用している店舗の会計業務の進捗管理、監査、連絡・指示、及び監査後の編集禁止設定を効率的に行うことができる。
顧問先のサービスへ代理ログインしてやり取りを行うことで、訪問しなくても登録内容を確認できるほか、書類の受け渡しや、証憑の管理などにかかっていた時間、コスト、紛失・破損のリスクを削減できる仕組みだ。
「HANJO TOWN」の開設は2016年10月――。「売上集計管理サービス」で蓄積してきた約1万店、約1億件の飲食店情報をもとに、自店の現状を同業態(居酒屋・ラーメン店・カフェなど)の統計データと比較することで課題を可視化し、解決に役立つ各種クラウドサービスを提供するためだったと、カシオ計算機はいう。
うまいラーメンを作れても、ひとりで店を切り盛りするのは困難を極める。と、開業前から挫折しそうな人、そしてうまいラーメンを食べ続けたい士業の人も、一度繁盛街に立ち寄ってみてほしい。