ソフトウェア定義ネットワークふたたび

IDC Japan 、SDNおよびNFVに関する国内市場予測を発表

コンピューティングインフラの三大コンポーネント――サーバ、ストレージ、ネットワークにおいて、柔軟性や弾力性の実現、共有・共用による資源の効率化とコスト低減などのために、それぞれ仮想化技術が採用されている。

仮想化の中核はソフトウェアであり、各仮想化コンポーネントを統合して仮想化システム基盤とし、それをデータセンタ全体に渡って拡大させたものがSDDC(Software-Defined Datacenter)。だがサーバや、ストレージに比べて、ネットワークの仮想化を採用するユーザーは限定的だった。
サービスプロバイバー、ITサービス事業者などのデータセンタでは近年進捗が見られたものの、ITユーザ企業は、同業での事例および運用管理ツールの品揃え不足によって、採用メリットに疑問符が付く、ネットワーク仮想化/SDN(Software-Defined Network)に踏み込めなかったのだろう。

国内において、2016年のSDN市場は、データセンターのみならず企業ネットワークやキャリアネットワークでも顕著な進展を見せ、355億円にまで成長した。前年比成長率は70.8%だったとIDC Japanが発表した。

同社は、この成長の背景を、「マイクロセグメンテーションやネットワーク自動化の実現といったデータセンターSDN適用にふさわしい用途とその効果が市場内で定式化されたことが大きい」とみている。

「2015年以降息を吹き返した企業ネットワークSDN市場は、市場の盛り上がりに実績が伴ってきた」という。「インターネット接続における入口出口対策や、内部ネットワークにおけるマルウェア感染防止などのセキュリティ対策にSDN技術が有用であるとの認識が高まったことが成長の理由の一つ」だとした。

そして、「セキュリティ対策を始めとして、SDN技術を企業ネットワークに導入する余地はいまだ多く残されており、企業ネットワークSDN市場は2016年~2021年のCAGR 36.8%で今後も成長する」と予測している。

SDNおよびNFVに関する国内市場予測を発表

カテゴリー: 情報通信   

加藤 賢造

加藤 賢造 (Kato, Kenzo)Author

外資系大手IT企業の立ち上げからフィールドマーケティングやSE、上級管理職などを歴任して、米国スタートアップ(のちにNYSE上場)の日本法人代表取締役を務めたあと、現在、フリーランスコンサルタント兼ライター

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