トヨタとNTT、ICT基盤の研究開発で協業

トヨタ自動車株式会社、トヨタとNTT、「コネクティッドカー」向けICT基盤の研究開発に関する協業に合意

各国のグローバル企業がしのぎを削る。電気自動車や燃料電池車、自動運転とコネクティッドカー(Connected Car)――いわゆる「つながるクルマ」――の技術開発と標準化。他方、情報通信技術(ICT)分野でも、第5世代(5G)移動体通信システム、クラウドコンピューティングとエッジコンピューティング、ビッグデータと人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT、Internet of things)の基盤テクノロジー開発と応用・展開が、世界市場での主導権と標準化を狙う先進各国の企業・団体の間で競われている。

そんな状況下、日本を代表するグローバル企業2社が手を結んだ。トヨタ自動車株式会社と日本電信電話株式会社(NTT)は、コネクティッドカー分野での技術開発・検証、およびそれらの標準化を目的に協業することで合意した。

トヨタとNTTグループは、各社が持つ技術やノウハウを共有し、クルマから得られるビッグデータを活用することによって、事故や渋滞といった社会が直面している様々な課題の解決や、顧客への新たなモビリティサービスの提供に必要となる技術の研究開発に共に取り組むことで、将来の持続可能なスマートモビリティ社会の実現をグローバルな視点を持ってめざしていく。

対象分野は、「データ収集・蓄積・分析基盤」、「IoTネットワーク・データセンター」、「次世代通信技術(5G、エッジコンピューティング)」、そしてAI活用の「エージェント」となっている。
ニュースリリースでは上記各分野の説明と、トヨタおよびNTTグループ――NTTデータ、NTTコミュニケーションズ、NTTドコモ各社の役割の解説がなされている。