AI、スマホ操作を楽チンに

Panasonic、パナソニック インド株式会社がスマートフォン用にAIを活用した新たなUIソフト「Arbo」を開発

それは急速に普及している。世の中を便利にしつつ人の生活に、どこまで入り込んでいくのだろうか。「君は、お、そこにも居たのか」と思う、人工知能(AI)である。

料理や衣類の洗濯収納を自動化するものが新製品展示会なんかに登場し、家庭用掃除機がロボット化して久しい昨今、スマートフォンそのものにはもう感慨はない。日本では「ガラケー」が根強く残っているが、海外先進国の空港や街中でそれを使っている人をみることはまずない。高齢者もスマホを使いこなしている。家族とSNSなどで繋がっている。子どもたちが操作を教えるのだという。ちなみに、ビジネスシーンでも、エンタープライズ向けSNSを活用する動きが拡大している。

そんなスマホにおいて、パナソニック インド(株)は、AIと新たなユーザーインターフェースを活用してシンプルな操作を実現するアンドロイド向けのソフトウェア「Arbo」を開発した。同ソフトウェアを、インドで2017年4月5日(水)より発売開始する「ELUGA RAY MAX」シリーズに搭載し、中東・アフリカ地域向け製品「ELUGA PULSE X」にも順次搭載していくとのことだ。

一般ユーザーが日常的に使う機能は特定のものに限られている。ために、「すばやく片手で簡単に、ふだん使いのアプリなどを操作できる」コンセプトで作ったという。「Arbo」は、時間と場所によるユーザーの利用傾向をAIで解析し、頻繁に利用する「電話やSNSの発信先」、「アプリケーション」、「Wi-Fiや音量等の設定」、「IoT/Bluetooth機器等の接続」を自動的に画面表示し、提案――。操作を直感的にできる、ラウンド状アイコン表示ユーザーインターフェースが特長だ。