忙しいあなたのベルトでバイタルチェック

ソフトバンク・テクノロジー、ベルト装着型IoTデバイスを用いたストレス度の実証実験プロジェクトを発足

企業の業務効率化や生活の利便性向上など、様々な分野で「モノのインターネット(IoT)」が活用される中、同技術・仕組みによる人の健康管理や快適性向上にも期待が寄せられているという。ダイキン工業、SBT、青山キャピタルの3社が共同プロジェクトを立ち上げた。

独自のバイタルセンシング技術、セキュアなクラウド環境提供、幅広い顧客ネットワークといったそれぞれの得意技や知見、ノウハウを持ち寄り、多様な職場で働く人(モニター)の身体活動情報、心拍情報、ストレス度、睡眠情報などの生体情報をリアルタイムに計測する仕組みを作る。そして、計測した情報をクラウドに蓄積し分析することで、職場環境とストレス度の相関や、就業時のストレス度と就寝時の睡眠状態の相関などを明らかにする。

具体的な役割は、ダイキン工業テクノロジー・イノベーションセンターが「バイタルセンシングテクノロジー搭載のベルト装着型IoTデバイスを開発」、ソフトバンク・テクノロジーが「生体情報を蓄積し分析するクラウドプラットフォームを提供」、青山キャピタルが「衣料品業界のネットワークを活用した多様な職種からのモニターを獲得」となっている。

プロジェクトの結果をもとに各社はそれぞれ、「人のストレス度に応じた空調の自動制御技術を開発――快適性と生産性向上の両立」、「生体情報処理を可視化できるセキュアなクラウドプラットフォームと、IoTデバイス管理・制御ソフトのセキュアな更新(スキーム)」、「ビジネスパーソンのカラダとココロ、そしてファッションを組み合わせた新しいヘルスケアサービス」などを目指し、さらなるビジネスおよび社会的価値を創造する構えだ。