自動車照明の設計ソフトに米国IIHS評価などを追加

サイバネット、自動車用照明設計プラットフォーム LucidShape

1985年の創業以来、コンピュータ技術を利用したソリューション事業の発展と、デジタル・ソリューション・サービスの革新を通して、より豊かな社会の実現に専念し続けているサイバネットシステム株式会社は、自動車用照明設計ソフトウェア「LucidShape」に、新機能を追加したことを発表した。

照明設計において強力かつ先進的なコンピューター支援設計(CAD)ソフトウェアである、LucidShapeは、その使いやすく広範なユーザーインターフェース(UI)により世界中のエンジニアに高評価を受けている。短時間であらゆる種類のリフレクターやその他の照明製品を作成できることで知られていて、高度に革新的なFunGeo(Functional Geometry)機能により迅速に自動車用ヘッドランプやテールランプの設計ができる。さらには多種多様なADプログラム(例:CATIA、Rhinoなど)との間でデータ交換が可能だという。

そして今回、主な機能として、米国道路安全保険協会(IIHS)が定めたヘッドライトのテスト機能を追加した。「照度ベースの視認性範囲テスト」、「対向車へのグレア(眩惑)テスト}、「ヘッドライトテストの総合結果」によって、IIHSと同様のレポートが得られるという。
ほかに、信号灯やテールランプの設計において光学性と美的装飾性を両立させる「MacroFocal Torus Opticツール」や、操作性の向上と容易なセッティングを実現する「統合UVデータビュープロパティ」などがあり、評価作業の効率化を見込めそうだ。