JCBとナウキャスト、ビッグデータを活用した新指標「JCB消費NOW」の提供を開始

国内クレジットカード会社の雄で、唯一の国際カードブランド運営会社であるJCBと、ビッグデータ解析による経営戦略などの見える化を行う東京大学発Fintechベンチャー企業のナウキャストが提携した。

宝の山なう。――なうって、ちょっと古いか。

 国内クレジットカード会社の雄で、唯一の国際カードブランド運営会社であるJCBと、ビッグデータ解析による経営戦略などの見える化を行う東京大学発Fintechベンチャー企業のナウキャストが提携した。フィンテックで情報の宝庫を開ける、あるいは宝の山を掘り進む人の助けをフィンテックでする考えだ。

 実際に買物などをしたカード会員の属性や、決済情報等のビッグデータを活用して、消費統計をアンケートベースのそれよりも短時日で提供するという。速報性に加え、業種別や販売形態別といった分析の多面性と、情報の利用許諾および匿名化によってプライバシーの保護を実現しているとのことだ。

 小売業界のマーケティングおよび経営戦略担当者、同業界を分析する証券アナリストや投資判断を行う金融機関、そして政策判断をする行政機関での利用が見込まれている。