PALTEKとユーピーアール(株)、IoTゲートウェイから可視化までのグローバル対応インダストリアルIoTパッケージを販売開始

中心にあるのはモノのインターネット(IoT)だ、ということで、日本には政府肝煎のIoT推進コンソーシアム"など"が生まれた。

 ドイツでインダストリー4.0が進み、アメリカではインダストリアルインターネットが叫ばれ、多数の企業を惹きつけている。これらの中心にあるのはモノのインターネット(IoT)だ、ということで、日本には政府肝煎のIoT推進コンソーシアム"など"が生まれた。"など"としたのは、ロボット革命イニシアティブ協議会(RRI)とか、日本機械学会からのインダストリアル・バリューチェーン・イニシアチブ(IVI)もあるからだ。

 いずれにしても産業、特に工業界において、「IoT」に寄せる期待は大きい。が実際その利用となると、企業ごとの体力によって期待はまだら模様に変わる。大量のセンサー類をFA・工作機械に装備し、専用ネットワークを張り巡らせ、統合監視すれば歩留まりの改善や故障の予知などによって生産性が上がる――であろうIoTプラットフォームの導入・運用コストが、算盤に合わないのだ。

 大工場ならスケールメリットでコスト増を克服できる。けれど国内で多数を占める中小規模の工場となると――。

 そこで、半導体・設計ソフトの販売、設計受託サービスを長年提供してきて、ODM/OEMの受託体制も有するPALTEKと、IoTクラウドプラットフォームを提供するユーピーアールは、ビルの空調管理やPOSレジ、農業などにおいて低コストで「つながる」を実現し続けているソラコムと連携し、ソリューションパッケージを提供する。
 同パッケージは、接続と導入、集約した情報の可視化が容易であり、ユーザシステムとのAPI連携により、分析にも活用できるという。