NVIDIA と Microsoft、業界標準のハイパースケール GPUアクセラレーターを発表

業界標準となるハイパースケールGPUアクセラレータの打ち上げとともに、AIクラウドコンピューティングの加速を目指す、青写真を一緒に描くことに何ら不思議はない。むしろその成果、様々なアプリケーション/サービスへの実装が期待される。

エヌヴィディア(NVIDIA)は一昔前から、秋葉原の青少年や筑波の研修者たちの間で有名だった。セミナーを開けばそんな彼、彼女たちで会場は満杯であった。同社の製品は、ゲームの画像処理においてプレミアチップだったし、HPC/スーパーコンピュータの科学計算処理能力を高めることができるために。そして現在、そのテクノロジーをエンタープライズ向けデータセンタや、自動運転の世界に展開しつつある。

 一方、マイクロソフト(MS)については、いまさら説明を必要としないだろう。ただ、同社がWindows OSで稼ぐビジネスモデルを捨て、Azureを始めたとしたクラウドコンピューティングで、アマゾン/AWSに次ぐ世界2位のマーケットシェアを達成していること、そして、Windows10のCortana(コルタナ)の背後に控える機械学習/AIコンピューティングで、次世代ITをリードしようとしていることは、念を押しておきたい。

 つまり両社は、完全に目標を共有できる体制にあるのだ。
 業界標準となるハイパースケールGPUアクセラレータの打ち上げとともに、AIクラウドコンピューティングの加速を目指す、青写真を一緒に描くことに何ら不思議はない。むしろその成果、様々なアプリケーション/サービスへの実装が期待される。