博報堂、アジア14都市生活者のスマートフォンの保有とeコマースの利用に関するレポートを発表

スマホで勉強、スマホで笑い。予約、買物、お支払い。いまや高校生のポケットの中にもコンピュータが入っている。

いまや高校生のポケットの中にもコンピュータが入っている。道ゆく人の掌の上、ラーメンどんぶりの横、改札口を通る体と通勤電車に揺られる顔の前、独り暮らしの部屋や、ふとんの中にもそれがある。

 だから次のような調査結果に、驚く人は少ない。

  ■ モバイル情報端末の主役は完全にスマートフォン。
  ■ インターネットへのアクセスもスマートフォンがパソコンを上回る。
  ■ スマートフォンの利用機能は多彩になり、コミュニケーションや情報シェアのツールとして日常生活に欠かせないものに。
   そして保有率の高さと、使う機能の多さが比例。
  ■ eコマースが広く生活に浸透。

 しかしこれらは日本での話ではない。毎年アジアを中心に世界の主要都市で中・上位収入層を対象に実施し、集めたデータを様々な角度から調査分析する博報堂が、アジア14都市の生活者における情報端末の保有・利用について、浮かび上がらせた実態だ。
 14都市とは、香港、台北、ソウル、上海、北京、広州、シンガポール、バンコク、ジャカルタ、クアラルンプール、メトロマニラ、ホーチミンシティ、デリー、ムンバイ。

 いわゆるガラケーとパソコンが普及し、それらがいまだに幅を利かせている分、日本のほうが遅れているような気がしてきた。