徹底した農業スケジュール管理と地域に合わせたカスタマイズが可能のウェブアプリ「Seedtime」
ただ、Webアプリとして起動されるため、デバイスにアクセスしていなければ使用が難しく、ネット環境次第でデータのアップロード、およびダウンロードの速度が左右されてしまう。
通信環境に影響されがちなウェブアプリだが、そんなウェブアプリの利点とカスタマイズされた農業スケジュールの作成を可能にしたアプリが「Seedtime」である。
カスタマイズ可能な農業計画を実現
このカスタマイズできる農業アプリは、一年を通してのパーソナライズされた農業計画を提案することができる。
Seedtimeは居住地域に合わせてカスタマイズすることができる。例えば、平均的な霜の日付や緯度、成長ゾーンをベースに、自分にぴったりのガーデングプランを作成する機能だ。
特定の作物の植え付けスケジュールをクリックしてカレンダーに入力することで、播種や土の準備、植え替え、収穫日の見積もりが正確に実行されるため、効率的な作業提供をしてくれる。
手動で調整して、成長する場所をより正確に反映することができるので、計画的に農作業したい人にも役立ってくれそうだ。
これに加えて、Seedtimeには30種類以上の野菜とハーブがすでにインストールされており、また特定の品種、ベリー、花なども迅速に更新することも可能にしている。
育て方が分からない野菜なども多くの種類の情報が載っているので、いくつもの野菜などを育てている人にとっては、便利な機能となるだろう。
また、成熟までの日数、播種と移植の間隔など、成長させたい特定の品種に合わせて植え付けスケジュールを編集できる機能も役に立ちそうだ。
Seedtimeを利用すると育てる作物に合わせてのスケジュール管理や生産管理を正確に計画することができるので、多くの作物のスケジュール管理をしやすくしてくれる。
計画にカスタム作物を簡単に追加でき、栽培情報を入力するだけで、カスタムの植栽スケジュールをカレンダーに入力してくれる機能も合わせて有効活用したいところだ。
もちろん、プリインストールされている作物のリストから選択できるので、さまざまな作物にも対応することができる。
独自のウィンターガーデニングアルゴリズム搭載による収穫時期の見積もり
Seedtimeはカスタマイズして独自のスケジュールを作成することもできるのだが、やはり目玉となるのは、作物の成長が遅くなる冬の予想収穫遅延を自動的に推定する機能だろう。
カレンダープランから自動的にアップデートされる毎週のチェックリストを使用して、簡単に安心して収穫を行うことができるため、冬にも作物を育てる人にとっては便利な機能となりそうだ。
また、詳細の手順とムービーを表示してくれて、正確に何をすべきか、どのように行うかなど作物に合わせた作業方法を提案してくれる。
農業初心者の人などやこれから農業を始める人も、Seedtimeがあれば手順も把握することができる。
そして、Seedtimeはビデオの提供だけでなく、庭のメモや観察結果を一年中保持し、メモにタグを付けたり、特定の作物やタスクにリンクしたりすることができる。
多くのアプリは利用者に合わせたサブスクリプションとなっているが、Seedtimeの購入者は無制限プランも利用可能だ。
作物を徹底して管理したい場合はこちらを利用することで、Seedtimeのシステムで効率的なスケジュール管理ができる農業環境が実現しそうだ。
Seedtimeは現在Kickstarterで注文を受け付けており、ベーシックプランが月額5ドル、無制限プランが月額10ドルで販売されている。
発送は世界各国に対応しているので、日本からの注文も可能だ。