スマートな監視機能とコンパクトでパワフルなAI搭載の自律移動ロボット「Scout」
ただ、ロボットの使用は常にインターネットへの接続が不可欠で、ネット環境次第で操作、および連続での使用が左右されてしまう。
通信インフラに依存してしまいがちな自律型ホームロボットだが、ワイヤレス接続搭載でAIロボットのコンパクトなデザインが魅力のプロダクトが「Scout」である。
小型ながら高度なインテリジェントパワーを搭載
ホームロボットではかなりのコンパクトサイズのAIロボットだが、高度に統合された豊富な機能の電子機器が搭載されている。
Scoutは単眼SLAMとオーディオおよびビジュアルインテリジェンスを内蔵しており、GoogleのTensorFlowを使用して人やペットを認識、追跡、操作できるようにすることができる。例えば、ペットの遠隔観察できる機能だ。
Scoutは、出掛けている間ペットを追跡し、人とペットを認識できるだけでなく、双方向オーディオ機能によってペットの声を聞いたり話したりすることを可能にする。
同様に人も認識・追跡するため、小さな子供のいる家庭でもScoutの機能が役立ちそうだ。
これに加えて、Scout Open Sources SDKを使用すると、高度なセンサーデータ、AI機能、ロボット工学テクノロジーのセットに簡単にアクセス可能だ。
Scoutのロボット制御レイヤー機能により、他のARゲームとのインターフェースを含むより多くの機能を使用できるので、学習ツールやゲームで使用したい人にとっても、便利な機能となるだろう。
また、ロボットアームやUV殺菌剤、ペット用おやつディスペンサーなど、Scoutに取り付けることができる機能も役に立ちそうだ。
Scoutはスマートホームに統合することから、新しいゲームの開発や研究にScoutを利用できるため、あらゆることが可能になる。
追加機能としてプログラミングし、STEM教育のためのプログラミングスキル学習機能も合わせて有効活用したいところだ。
高度にカスタマイズ可能な機能で、教育者、学生のレベルアップを支援することができる。
AmazonAlexaとGoogleHomeに準拠しているスマート機能
Scoutはペットや人の追跡や教育ツールとしても使用することができるのだが、AndroidアプリとiOSアプリによって、AmazonAlexaとGoogleHomeをペアリングできる機能も有している。
ScoutのビジュアルをAlexaShow、Spot、Googleの画面デバイスにストリーミングし、音声コマンドを送信してロボットの動きを制御し、スマートホームデバイスで監視することができる。
また、Scoutが自動的に監視する機能によって、人やペットなどの危険が検知された場合、Scoutは警告を発し、13秒のビデオクリップを保存することができる。
留守にしている時にも、Scoutがあれば危険を瞬時に察知して知らせてくれるため、魅力的な機能と言えるだろう。
そして、Scoutはステータスレポートを使用して、24時間年中無休で自動的にパトロールと保護することができる。
プライバシー保護のため、ストリーミングビデオは、ピアツーピア接続によるエンドツーエンドの暗号化を備えており、保護を強化するために2段階認証もサポートされている。
ホームロボットとしての監視機能以外にも教育ツールとして利用したい場合はこちらを利用することで、Scoutのシステムで様々なニーズに役に立つ環境が実現しそうだ。
Scoutは現在Kickstarterで注文を受け付けており、139ドルで販売されている。
発送は世界各国に対応しているので、日本からの注文も可能だ。