コンパクトでスタイリッシュな最先端のレーザー彫刻機「Runmecy」
ただ、スマートフォンやパソコンからBluetoothまたはケーブルで接続し、アプリで操作するため、スマートフォンやパソコンを所持していない人は使用が難しい。
スマートフォンやパソコンの所持に依存してしまいがちなレーザー彫刻機だが、最先端のレーザー彫刻技術と洗練されたコンパクトなデザインを融合したプロダクトが「Runmecy」である。
最先端のレーザー彫刻技術のよる彫刻を実現
DIYが流行る時代には珍しいコンパクトなデザインのレーザー彫刻機だが、高い技術を発揮してくれる。
Runmecyはドイツで設計された5WのOSRAMレーザーチップの搭載により、高いレベルで彫刻することができる。例えば、効率的な熱放散、および微調整された精密ガラスレンズで構築された強力なレーザー機能だ。
以前の5Wレーザーを直径0.2mmから0.08mmに圧縮することでレーザー技術を前進させ、5W半導体レーザーでほとんどの金属表面を彫刻してくれる。
高い精度で彫刻をしてくれるので、細かなものや繊細な材料などの彫刻にもしっかり対応してくれそうだ。
これに加えて、Runmecyは厚い木で最大1.5mmを彫刻することができるため、金属問わずさまざまなものに彫刻可能だ。
これまで工場などで彫刻をしてもらっていた人にとっては、Runmecyによって自宅で簡単に正確な彫刻をしてくれるため、便利な製品となるだろう。
また、アプリでデザインを簡単に編集でき、彫刻の創造性を発揮させるための便利なツールとカスタマイズオプションがすべて含まれた機能も役に立ちそうだ。
自分で材料を彫刻するとズレなどが生じてくるものだが、Runmecyを使用するとイメージをアプリに落とし込んで、デザインしたものを正確に彫刻してくれるので、作品制作などにもしっかり対応してくれる。
Runmecyをコンピューター・スマートフォンからBluetoothまたはケーブルで接続し、アプリでデザインを選択して彫刻を開始できる機能も合わせて有効活用したいところだ。
もちろん、使いやすいソフトウェアを使用してデザインを編集できるので、さまざまなデザインをRunmecyから材料に落とし込むことができる。
ポイントツーポイント方式搭載による高速カットを実現
Runmecyは緻密な彫刻やさまざまな材料に対応した機能性もさることながら、うってつけは通常の印刷彫刻より3〜5倍高速の高速彫刻機能だろう。
ポイントツーポイント方式により、空白領域でのモーターの動作を減らし、彫刻速度を効果的に彫刻することができるため、よりカジュアルなデザインを使用する人にとっては見逃せない機能となりそうだ。
また、彫刻家が508DPIまたは0.05mmの解像度で出力するので、すべてのデザインは、彫刻時により明確な焦点と解像度を持つことができる。
デザインが多いものや細かなデザインの彫刻なども、Runmecyがあれば丁寧にすばやく彫刻して落とし込むことができるため、魅力的な機能と言えるだろう。
そして、彫刻プレビューエリアで、レーザーが切断される場所を正確に確認し、その場で調整することができるため、正確性も高い機能である。
90分間連続して稼働するが、Runmecyはプロセスを停止することなく80%以下の電力で実行を継続可能だ。
Runmecyは現在Kickstarterで注文を受け付けており、369ドル販売されている。
発送は世界各国に対応しているので、日本からの注文も可能だ。