ノーコードでオリジナルのアプリを制作できるサービス「Zero Codes」
そのため、必然的にアプリ開発者の需要も高まっており、そのためにプログラミング教室などへ通う人も老若男女を問わず、後をたたない。
しかし、近年ではプログラミング技術はなくとも、コードを書かずにアプリを開発する手段も登場するようになってきている。
「Zero Codes」はそんなノーコードのアプリ開発を推進するサービスとなっており、より多くの人が手軽にアプリを開発し、ビジネスに役立てられるよう後押ししてくれることになりそうだ。
プログラマーいらずのアプリ開発を実現
目的や用途は違えど、これまでアプリ開発というものはプログラマーのスキルが不可欠な分野だった。
思ったようにアプリをアプリとして動作させるには、何行にもわたるコードを書かねばならず、その扱い方やデバッグの方法まで、未経験者にはいささか難易度の高い業務だったのである。
しかし近年現れた、ノーコードによる開発というものは、プログラマーがいるに越したことはないものの、プログラマーがいなくともアプリをゼロから開発できるプラットフォームを提供してくれている。
Zero Codesもそんなノーコード開発を実現するプラットフォームの一つで、特にスマホアプリの開発に特化したサービスだ。
Zero Codesで開発するアプリは、iOSとAndroidのどちらでも動作可能なサービスとなる。通常、アプリ開発においては対応OSごとの互換性を確保する作業も入ってきてしまうのだが、Zero Codesで作ったアプリは最短でリリースまでたどり着くことができるだろう。
Zero Codesは常にアップデートが加えられてきたプラットフォームで、最新のアップデートにおいても、大幅な機能強化が期待できる。
例えば、AIボットの導入だ。AIボットはテキストチャットなどを自動化し、作業効率化に努めてくれる高度な技術だが、Zero Codesではこの機能を無料で利用することができる。対応言語は英語やイタリア語、フランス語とヨーロッパに偏っているものの、ユーザー次第で増えていくことになるだろう。
これまで導入には費用がかかると言われてきたAIも、Zero Codesを使えばすぐに無料で利用できるというわけだ。
あるいは、アプリ内メニューの展開機能である。アプリのメニュー画面にアイコンを設置し、そこをタップするだけで好きなページに飛ぶことができるよう、設定することができる。アプリのユーザビリティを高め、アクティブユーザーの維持と増加に貢献してくれそうだ。
人気のサービス構築も楽々実現
ECサイトをアプリで運用する場合にも、最適な使い勝手を期待することができる。見やすい商品ページと整頓された商品名によって、誰でも簡単に、そしてハイクオリティなECサイトを構築することができる。
ストアの複数管理や、配送ステータスの更新機能、商品公開スケジュールの設定、配送設定など、実に多くの機能をフル活用し、質の高いECサイトを構築できそうだ。
物品だけでなく、食品や食事に関するアプリ構築にも役立てることができる。メニューの作成やおすすめメニューの更新、注文画面の構築など、ニーズに応じた機能の追加が可能だ。
最近ではデリバリーアプリの登場が盛んに進んでいるが、Zero Codesを使えばそんなアプリ開発競争においても頭ひとつ抜けるスピードも実現するだろう。
もちろん、今となっては当たり前のツールであるSNSも、オリジナルのインターフェイスと機能によって、新しいユーザーの囲い込みを期待することができる。新しいSNSの登場の余地は大きく、アイデア次第で大きな社会現象を巻き起こすことも夢ではないはずだ。
Zero Codesは現在Kickstarterで注文を受け付けており、8千円程度の出資で無期限利用ができるアカウントを一つ購入することができる。