睡眠時の呼吸をモニタリングしてより良い睡眠を実現「Sleepbreathe」

睡眠は人間の活動の中でも最も重要な役割を果たしているが、一方で睡眠中は無意識であるだけに、気づかぬうちに問題を抱えているケースも多い。

例えばいびきは周りへの騒音はもちろんだが、呼吸障害などの疾患の前兆でもあるため、そのことをあらかじめ認識し、改善に向けた取り組みを進めていく必要がある。

しかし、いびきが出ているかどうかは自分では確認する事が難しいので、やはり他の人の手を借りたり、何らかの装置を用意したりする必要があるのだ。

「Sleepbreathe」はそんな睡眠中の状態、特に呼吸の状態に注目し、睡眠中にモニタリングしてその結果を記録してくれるプロダクトとなっている。

マスクを装着して、睡眠の質を就寝中にモニタリング

睡眠時の呼吸をモニタリングしてより良い睡眠を実現「Sleepbreathe」

とある調査によると、アメリカ人の70%は睡眠中の呼吸の乱れによる睡眠の質の低下に悩んでいるという。睡眠の質は、翌朝の目覚めの質や、次の日のパフォーマンスへ大きく影響を与える。人生の3分の1の時間を睡眠が占めていると言うが、これは睡眠の時間へしっかりと投資することの重要性を物語るデータでもあるのだ。

そこで活用したいのが、Sleepbreatheのモニタリング機能である。Sleepbreatheは実際に口へ装着することで機能を発揮する装置で、就寝前に口へ装着し、睡眠中の呼吸の様子を記録してくれる。

Sleepbreatheがトラッキングするのは、いびきの具合や呼吸の動作全般、そして睡眠サイクルに睡眠中の姿勢と、インプットできる情報は多岐にわたる。これらの情報を総合的に判断することで、正確な診断に役立ててくれるのである。

Sleepbreatheでインプットされた情報は、専用のスマホアプリからまとめて閲覧する事ができる。呼吸のテンポやいびきの大きさはグラフ化され、時間に応じて変化がないか、一定のペースを保つ事ができているかを確認可能だ。

毎日の変化もデータのグラフ化によって適宜確認する事が出来るので、長期的なモニタリングにも適した機能となっている。

その日だけの利用ではなく、継続的な使用が前提となっているため、毎日装着して就寝することにより、病気の予兆や睡眠の質の改善のためのポイントを早期に発見できる。

起床後にSleepbreatheを外し、スマホを見てみることで結果をすぐに確認できるので、病院へ行って診察するよりもはるかに手軽に、そして安価に済ませる事ができる。

また、Sleepbreatheは単に睡眠時の様子を記録してくれるだけでなく、どうすればより良い睡眠を実現できるかについても、アドバイスを行ってくれる。アドバイザーとしての役割も果たしてくれるので、やはり医師にかかるよりもリーズナブルで便利な手段といえるだろう。

コストパフォーマンスに優れる改善方法の一つ

睡眠時の呼吸をモニタリングしてより良い睡眠を実現「Sleepbreathe」

睡眠の質を改善するためには、睡眠の質の低下を促している原因を早期に発見する必要がある。原因が不明であるのにもかかわらず、あれこれと対処法を模索していては、余計にストレスがかかる上、何よりコストの面でも効率的ではない。

まずはSleepbreatheを使用し、睡眠中にどのような問題が起きているかを把握することで、適切な解決方法を迅速に見つける事が重要だ。

Sleepbreatheは見た目こそ酸素マスクのような外観であるが、内部には医療機関で採用されているレベルのセンサーと、三方向に分かれた吸気口が備えられている。この吸気口によって、睡眠時の呼吸を計測するとともに、マスクをつけても寝苦しくないようになっているのだ。

スマホとの接続もワイヤレスで、なおかつワンタッチで行えるので、老若男女を問わず気軽に利用できるのもポイントである。医療機器の扱いは専門家のサポートが必要であるが、Sleepbreatheであれば一人で利用する事ができる。

素材は柔らかいシリコン製となっており、重量はわずか10グラムに抑えられている。装着しても痛みで眠りを妨げられる心配もなく、重くて着け心地が悪いという心配もなさそうだ。

Sleepbreatheは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台あたり89ドルで購入する事が可能だ。