落下の心配ご無用で使えるプログレードのウェアラブルマイク「Hooke Lav」
ウェアラブルマイクはシャツなどに取り付ける事で利用する事ができるため、手元が混雑してしまう事がなく、スタンドも必要ないので場所の制約を受けることもない。もちろん、通話やマイクに向かって話したい時なども、マイクをオンにして話すだけなので、難しい操作も必要ない。
そんなワイヤレスマイクをもっと気軽に利用し、個人の利用であってもプロ並みの性能を活用できるように開発されたのが「Hooke Lav」で、まるでスタジオで録音しているかのような音質を、ワイヤレスでどこでも実現する事ができる優れものに仕上がっている。
ニーズが拡大するワイヤレスマイク
インターネットにおける動画や音楽コンテンツの自由な配信ができるようになった事で、プロ並みの音声を気軽に発信できる技術は非常にニーズが高い。
Youtubeで活躍するユーチューバーはその代表例であるし、ゲーム実況者やポッドキャストでラジオを配信しているDJ、さらにはビデオ会議やオンライン講座など、クリアな音質を求める職業の人間は日に日に増しているのだ。
しかし、イヤホンなどに備え付けられているデフォルトのマイクなどを使い続けるとなると、次第に音質の低さが気になってくるものだ。特にリモートワークが定着し、セミナーや会議を頻繁にオンラインで行うようになると、次第に音質の良いマイクが欲しくなってくるものである。
そこで活用したいのがHooke Lavで、こちらはリーズナブルなウェアラブルマイクであるだけでなく、優れた音質を保証してくれるのが魅力のプロダクトだ。
24bitの48kHzでモノ・デュアルの両方に対応するチャンネルオーディオを有しており、遅延の発生も限りなくゼロに等しい。まるで有線ケーブルのマイクを使っているかのような、質の高い出力が可能となっている。
もちろん、声以外の風や騒音などは自動的にカットしてくれるノイズ除去機能が搭載されているので、後から雑音を編集するような作業も必要ない。
接続はBluetoothで行う事ができ、iPhoneやAndroidといったスマホとの接続はもちろんのこと、プロ仕様のカメラやフィールドレコーダーなど、撮影機材との連携もできるので、プロの環境における使用にも強みを発揮してくれる。
重量はわずか10グラムと軽く、衣服に装着していても負担に感じることはない。また、重量がかからないおかげで服が伸びてしまう心配もなく、重みで服から落ちてしまうこともないため、余計な心配をせずに活用する事ができる。
平面状のクリップで、衣類に挟み込んで使用するので、一般的なピンマイクほど衣服にかける負担は大きくなく、服の痛みを防ぐことも可能だ。
優れた録音機能でいつでも安心
また、Hooke Lav本体には内蔵ストレージも備えられており、最大で8GBまでデータを保存しておく事ができる。
通常使用時は無線通信でスマホ本体などに音声データを送信するのだが、何らかのトラブルで接続が解除され、音声が録音されていないというケースも起こりうるものだ。
そこでHooke Lavでは内蔵ストレージによって録音する機能を活用する事ができるため、もし接続が切れてしまっても、後から編集で音声を挿入する事ができる。
最大で7時間の録音が可能なため、長時間の放送となっても安心して使用し続ける事ができるだろう。
また、取材などのインタビュー時にはHooke Lavを2台使う事で、デュエットモードを活用することもできる。両方の音声をそれぞれ個別に録音する事ができるだけでなく、編集の際にはそれぞれがミックスされ、綺麗なインタビュー音声として自動的に保存されるためだ。
これまで複数人分の録音に困っていたという場合には、是非とも活用したい機能の一つと言えるだろう。
Hooke Lavは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台あたり115ドルという価格で購入する事ができる。同じ性能のピンマイクなどが数万円〜の価格帯であることを踏まえると、Hooke Lavは非常にリーズナブルなプロダクトに仕上がっている。