スマホでライブ配信の際に活躍する頼もしいデバイス「OPTREC」
また、4Gや5Gといった通信インフラの整備によって、動画や画像の高速配信が可能となり、ライブ配信サービスの普及も進んでいる。
そのため、スマホさえあればどこでも誰でも、気軽にライブ配信を行ったり、SNSヘ写真をアップロードしたりすることができる時代になったというわけだ。
一人でも十分に撮影や編集を行えるスマホだが、このデバイスのポテンシャルをさらに引き出すためには、優れたアクセサリーの存在も欠かせない。
「OPTREC」はそんなスマホを使ったストリーミング配信をさらに質の高いものに仕上げていくための周辺機器で、撮影者のパフォーマンスを向上してくれる。
多機能制御が可能な次世代カメラスタンド
スマホを使ってライブ配信を行う上で、まず必要なのがカメラスタンドの存在だ。
カメラスタンドは非常に重要で、手を使わずとも配信するためには必須のアイテムと言える。今や数百円も出せば、使いやすく安定した三脚を購入することもできるが、可能であればより使い勝手の良い三脚を用意し、配信の品質を向上させたいものである。
OPTRECは、そんなスマホスタンドをさらに高い次元のアイテムとして昇華してくれるアイテムとなっている。
一つ目の機能が、フェイストラッキング機能だ。これは、OPTRECがスマートフォンと連携し、人工知能の力でカメラを通じて人の顔を認識し、自動で追いかけてくれる機能だ。
通常のカメラスタンドは、一つの場所に固定すればそこから動かすことはできず、カメラマンがいなければずっと定点撮影を行わなければならなかった。
しかしOPTRECを用いることで、被写体の顔を常に追いかけるよう設定することができる。この機能を使うことで、カメラの映像の躍動感を与え、長時間視聴していても飽きない映像を提供することが可能になるだろう。
OPTRECの首振り旋回角度は360度に対応しているので、空間をフル活用したい場合にも活躍が期待できる。
上方向へは最大50度、下方向へは最大25度までの対応角度を有しているので、上下に激しい動きであっても、十分にカメラで収めることが可能だ。
そして、OPTRECは赤外線トラッカーも搭載しており、二つのトラッキング対象を同時に対処することもできる。
一つはOPTRECに付属するトラッカーへ注目する機能で、常にトラッカーを装着しているユーザーをカメラは追いかけることができ、目標を見失ってしまうリスクを抑えられる。
もう一つ追尾できるのが、熱源だ。熱を発している方向を自動で追いかける機能を搭載しているので、そちらの機能を使用してもカメラが見失うリスクを低下させられるだろう。
コントローラーの活用でさらなる自由度を確保
また、こういった高性能なカメラとスタンドの機能をさらに高めるために付属するのが、専用のコントローラーだ。
OPTRECのコントローラーは、カメラモードとライブ配信モードを切り替えることができ、いつでも遠隔操作でスイッチすることができる。
カメラを設置した後は、撮影スタジオのセッティングなどで忙しくなるため、カメラのところまで戻っていちいち設定を操作するというのは非常に手間がかかる。
そこでこのコントローラーを使うことで、大まかな設定や撮影中の操作を行うことができるというわけだ。
また、先ほど紹介した赤外線カメラや顔認識システムの挙動も、リモコンからコントロールすることができる。
カメラ任せの自動追尾も可能だが、コントローラーを使って自由にカメラの視点を移動させることもできるので、柔軟に対応することも可能だ。
ズームイン・ズームアウトの設定もでき、映像に大きな刺激をもたらしたい際には非常に頼りになる機能と言えるだろう。
パッテリー残量はインジケーターで本体に表示されるので、急なバッテリー切れでスタジオを離れなければいけない心配もないのも嬉しいところだ。
OPTRECは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり165ドル以上の出資で購入することが可能だ。