慣れない場所での暮らしには欠かせない防犯デバイス「Aiden」

21世紀に突入して20年ほどが経過した現代だが、多くの地域では都市化が進み、安全管理の取り組みも以前に増して行われるようになった。

しかしながら、どれだけセキュリティレベルが高まったとは言っても、各地にはまだまだ危険なエリアというものは世界中に存在する。

アメリカやヨーロッパはもちろんのこと、日本においてもそれは例外ではない。いかにして危険な地域を避け、安全に暮らすかが現代人の知恵として求められているのだ。

「Aiden」はそんな現代人の安全を守るために生まれたデバイスで、スマホと連携して運用することにより、リアルタイムで危険な地域を避けながら日々の生活を送ることが可能になるデバイスだ。

慣れない場所での暮らしには欠かせない防犯デバイス「Aiden」

安全な場所と危険な場所をリアルタイムで通知

地域によって危険な地域というものは様々で、その場所を知らない人からすれば、他のエリアと変わらないような外観であることも珍しくない。

だが、昼間は人通りの多かった地域も、夜になると途端に人気が消え、周りに住居もないことに気づき、リスクが高まるというケースも珍しくない。

このことはその場所に詳しくなければ知る由もなく、実際に体験してみなければその危険さにも気づけないものだ。

そこで、Aidenの出番である。Aidenは実際に携帯して扱うためのデバイスで、スマートフォンと連携して使用することにより、リアルタイムで危険な場所を地図にマッピングしてもらうことができる。

慣れない場所での暮らしには欠かせない防犯デバイス「Aiden」

Aidenが伝える安全情報は、非常に詳細だ。たとえば、ワンブロック先の地区は夜になると危険になるといったように、実際の地区ごとでマッピングが行われるので、具体的な回避策も練りやすいのだ。

いわゆる外務省などが公開している安全情報などは、地域ごとの安全度が不明瞭であるため、あくまでも参考程度にしかならない。

また、ガイドブックなどに掲載されている安全情報も、必ずしも最新の情報とは限らない。

そして土地勘がない人であれば、ガイドの情報と実際の位置情報をリンクさせることは難しいので、誤って危ない地域に入ってしまうこともあり得るものだ。

Aidenはそういった問題に対処するため、スマートフォンのGPSマップに色で危ない地区を表示してくれるのが特徴だ。

優れたナビゲーション機能をフル活用

危険な場所は赤色で表示され、ナビゲーションを使用していると、その安全レベルに応じてルート表示も色分けされる。

青色なら安全、黄色なら注意、赤色なら危険という区分分けがされているので、一目で通るべきルートを把握できるのがポイントだ。

また、危険なエリアが周囲にない場合でも、目的地の道中に危険な場所がある場合には、できる限りそれを避けられるようルートを設定してくれる。

この機能のおかげで、意図せず危険な場所にたどり着いてしまう心配もないだろう。

ナビゲーション機能は自動車に乗っているときはもちろん、自転車運転中や、歩行中にも使用することが可能だ。

また、万が一危険なエリアに入ってしまった場合には、Aidenから来た道を戻るよう促され、代替ルートをすぐに提案してくれる。

常に危険なエリアを避けることを優先してナビゲーションをおこなってくれるので、到着までの時間よりも安全を優先したい場合にもありがたい機能と言える。

慣れない場所での暮らしには欠かせない防犯デバイス「Aiden」

Aidenが対応している国や地域は限られているものの、対応地域は全世界に広がっている。

アメリカの大都市はもちろんのこと、オーストラリアやアフリカ、ヨーロッパ各国や中東地域など、様々な場所の安全情報をリアルタイムで確認することが可能だ。

そのため、Aidenは海外旅行者やビジネスマンが安全に過ごすために有効なサービスであると言える。地域に詳しいガイドなどがいない場合は、Aidenを忘れずに持っていきたいところだ。

旅行者ではなく、地域に住む人にとっても、Aidenは有効だ。普段はあまり行ったことの無い場所へ訪れた際には、Aidenがあれば安全に過ごすことができる。

子供の防犯用のアイテムとしても、活躍が期待できるだろう。

Aidenは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり3千円程度の出資で購入することができる。値段もリーズナブルなので、一人一台持ち歩いていても差し支えはなさそうだ。