WiFi接続で家庭内のコントロールを一括で管理「SmartEgg Pro」

今や家の中の多くの家電製品をワイヤレスでコントロールできるようになったが、問題となるのはなんのデバイスを使って管理するかという点だ。

テレビやエアコンなど、リモコンで管理できる家電製品が増えてくると、1つ1つの家電に対応するリモコンをきちんと整理しておく必要がある。

この管理を怠ってしまうと、テレビのリモコンをなくしてテレビを操作できなくなってしまったり、エアコンのリモコンをなくしてしまうといった事態が起きてしまう。

1つや2つのリモコンの管理であればまだいいものの、5つも6つもリモコンが必要となれば、その利便性はかえって落ち込んでしまうものだ。

「SmartEgg Pro」はそんなリモコンの利用に伴う負担を軽減してくれるデバイスで、1つのハブとスマートフォン操作で、完全な一元管理を実現することが可能だ。

家庭のリモコンをこれ一台で管理

SmartEgg Proは小型で卵型のデバイスとなっており、部屋の中心部に設置することで動作する。

WiFi接続によって、対応する家電製品すべてのコントロールをそこで行うことができるようになり、スマホから自由に設定を行えるというわけだ。

SmartEgg Proに対応している家電は20万を超え、最近販売された家電製品であれば大抵のモデルは対応していることになる。

いわゆるスマート家電と呼ばれるものだが、これらは漏れなくSmartEgg Proで管理することができるだろう。

WiFi接続で家庭内のコントロールを一括で管理「SmartEgg Pro」

SmartEgg Proで操作できるのは、ライトのオンオフやテレビのチャンネル、エアコンの温度管理やタイマーなど、多岐にわたる。

リモコンが有していた機能の多くはこれで代用することができるので、不便を覚えることはないだろう。

また、このデバイスはあらかじめ設定を行うことで、各シチュエーションに応じたテンプレートで家の家電をコントロールすることもできる。

例えば「留守中」の設定をオンにした場合、家中のライトはオフになるものの、エアコンやセキュリティシステムだけはオンになるというものだ。

この設定を自分のライフスタイルに合わせて自由にカスタマイズすることで、より快適な生活を実現することができるという仕組みだ。

また、SmartEgg ProはWi-Fiを通じてスマートフォンと接続し、家の外からでも家電のコントロールが行える。

帰宅前にエアコンをオンにしておいたり、ライトの消し忘れがないか外から確認したりといった使い方が可能である。

また、スマホとSmartEgg Proを連動させ、スマホがデバイスに近づいたときになんらかの家電製品をオンにすることもできる。

寝室に入った時にランプが点灯し、オーディオが再生されるなど、家電の機能を自動化することも、SmartEgg Proには可能となっている。

家の中にユーザーがいる場合には、Google AssistantやAmazon Alexaといった音声認識AIと連携し、コントロールすることもできる。

普段音声操作を多用しているという場合は、こういった機能をフル活用するのも良いだろう。

リモコン以上の管理能力も発揮する優れもの

SmartEgg Proは一度家電製品と連携してしまえば、必ずしも常にインターネットへ接続している必要はない。

あとは自動的にコントロールを行なってくれるため、インターネット状況が良くない家庭でも活躍してくれるはずだ。

そしてSmartEgg Proは電源も必要としておらず、バッテリー駆動で管理してくれる仕組みとなっている。

WiFi接続で家庭内のコントロールを一括で管理「SmartEgg Pro」

バッテリーは一度の充電で数ヶ月から半年間の連続使用が可能なので、長期間家を空けるということであっても問題はない。

そのため、家の電源スペースに負担をかけることがなく、自由に設置することができる。

また、内臓のサーモシステムを活用し、自動的に温度調節などを行うこともできる。あらかじめ設定していた温度に合わせて部屋の空調をコントロールし、快適な空間づくりに努めてくれる。

これはテレビやオーディオの音量調節も同様で、ユーザーにとって最適な音量を、いつも自動的に調節し、QOLの向上へ繋げてくれるのだ。

SmartEgg Proは現在kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり69ドル以上の出資で購入することが可能だ。