スマホでも手軽に体温の検査を「Tempursure 」
日本ではマスクの着用はそこまで物珍しいものではなかったものの、これまで医療従事者以外は着用することのなかった欧米各国においても、マスクは毎日の生活には欠かせない存在となっている。
そして、日本でも新たな習慣として日常的に行われているのが、体温の検査である。人が集まりやすい公共施設などでは、入場の際に体温の検査が必要になっている。
検温はその人の健康状態を測る上での重要な指標となっており、体温が高ければ間違いなく体調は良いとは言えないため、わかりやすい目安なのだ。
「Tempursure 」はそんな検温の作業をどこでも誰でも気軽に行えるようにしてくれるサービスで、スマホでも気軽に体温管理を行えるようにしてくれるプロダクトとなっている。
検温をより手軽に行うためのスマホデバイス
検温は確かにわかりやすい健康管理の方法で、短時間で実行できるのが魅力である。
しかしながら、ネックとなるのが検温のための準備を整えることである。
大型のスーパーや百貨店などで導入されているサーモグラフィーなどは精度こそ高いものの、それなりの導入費用が発生するため、気軽に購入するわけにはいかない。
また、非接触の検温装置も手軽で使いやすい一方、ハンディタイプとはいえそれなりに保管スペースを取る上、常に持ち歩くことも難しいものである。
そこで活用したいのが、Tempursure の小型サーモグラフィである。
このサーモグラフィはiPhoneに直接装着して使用する小型のカメラで、スマホカメラのように扱いながら、人々の検温を行うことができる。
スマホ画面上にサーモグラフィが捉えている映像がリアルタイムで映し出されるので、体温を不足なく計測することができるというわけだ。
計測そのものはTempursure が自動的に行なってくれるため、異常な体温が確認された場合には自動的に検知してくれる。
ユーザーが目視で確認する必要がないので、誤って体調不良の人間を施設内へ入場させてしまう心配もないだろう。
Tempursureは単に体温を計測するだけでなく、スマホに搭載するカメラであるということを生かす機能も備える。
高熱の人間を観測したデータをマップ上に表示し、周囲のTempursureユーザーに伝えることも可能となっているのだ。
GPSを活用したマッピング機能も便利
GPSを元に表示する専用のマップには、高熱を検知したTempursureアプリの位置情報が記され、周囲に近づかないよう促してくれる。
検知した際にはマップ上にピンで表示されるので、視覚的にどのあたりが感染拡大のリスクが高いのかを簡単に把握することができるのだ。
この機能によって、感染の疑いのある人があちこちに移動してしまっても、そのエリアのTempursure がしっかりとピンを打ってくれるため、警戒すべきエリアの人間は把握できる。
必要以上に予防線を張ることを防ぎ、社会的な影響を最小限にとどめることが可能となる。
この機能を利用し、Tempursure は検温を行わない場合にも有効活用することができる。自分の身の回りのエリアで感染拡大の疑いのある場所を回避し、行動できるためだ。
習慣的にTempursure を開き、高温の人間が確認された場所を避けて行動すれば、感染リスクを最小限に抑えての社会活動が実現するのである。
また、Tempursureはカスタマイズ機能により、より自分の使いやすいように仕様を変更することもできる。
例えば、自分の生活するエリアにアラートエリアを設定し、指定した場所で検温に引っかかった人が現れた場合、通知機能によってそのことを知らせてくれる。
誤って感染拡大の疑いがあるエリアに出かける心配もなければ、おおよそ自分の生活とは関係のないエリアの感染アラートに悩まされる心配も、これで無くなるだろう。
ダークモード、ライトモードといった基本的な機能も備えているので、毎日使えるアプリ仕様に仕上げて愛用すると良いだろう。