折りたためて何度でも使えるUV消毒デバイス「Fuhai」
海外旅行のような遠出も滅多なことでは行けなくなっており、リモートワークの普及により、そもそも外出そのものの機会も減少していると言えるだろう。
そして、もう一つ大事な習慣として広く取り入れられるようになったのが、消毒である。
スマートフォンや家の鍵など、身の回りのもので外へ持ち出すこともある小物などは、外出から帰ってきた後は綺麗に消毒することが当たり前になってきた。
以前から手洗いうがいは当たり前に行われてきたが、身の回りのものを綺麗に消毒する習慣は、よほどの綺麗好きでなければ、日常的には行わなかっただろう。
「Fuhai」はそんな毎日の消毒をさらに効果的かつ手軽に行えるよう誕生した消毒デバイスで、いつでもどこでもしっかりと除菌できる機動性とパワフルさを備えたプロダクトとなっている。
アルコール除菌に変わるUV除菌の魅力
現在一般的に普及している消毒方法のほとんどは、アルコール除菌である。
ウェットティッシュ型でそのまま小物をふくことが出来るタイプや、スプレー型でアルコールを散布し、消毒を行うもの、ジェル型で使えるものと、いくつかの種類が街中でも見られるようになった。
ただ、これらの方法はいずれも消耗品であり、常にストックを保管しておかなければいけないという欠点もある。
一時はこういった消毒用品が品薄となり、十分に必要としている人たちへ行きわたらない時期も長かったものだ。
今でも消毒用品は自由に、好きなだけ買えるというものではなく、一度の購入につき一人一つまでと決まっているため、油断はできない状況だ。
そんな中注目を集めているのが、UVによる除菌方法だ。紫外線によって表面をしっかりと消毒できる技術は病院などで採用されているが、Fuhaiは携帯型として使えるよう誕生した。
新しい除菌習慣のお供となるか
ワンタッチで展開可能なFuhaiは、そのままスイッチを入れるだけでUV照射を行うことが出来る。身の回りのものへUVを当てるだけで、確実な消毒を行うことが可能だ。
まるでスマホやクシを持ち運ぶかのような感覚で扱えるため、バッグやポケットなど、どこでも収納することが出来るのは魅力である。
外出先のドアノブや食器、あるいは身の回りの品々など、何にでも使えるのは大きなメリットとなっている。
Fuhaiはアルコール消毒ではなく、消毒したい物品に触れる必要もないため、通常の消毒よりも安全な方法でもある。非接触で除菌が行えるのも、このデバイスの強みの一つと言えるだろう。
そして、内蔵するバッテリーは2800mAhにもなる大容量モデルとなっているため、連続使用も十分に行える点も嬉しいところだ。
最大で8時間の連続使用が可能なため、数日は充電をせずとも連続で使うことが出来るだろう。
バッテリー式を採用しているので、充電さえ忘れなければ何度でも使える。Fuhaiを一台購入しておけば、電力だけで十分な消毒を行うことが出来るのだ。
これさえあれば、アルコール除菌シートなどの品切れ不足に悩むこともなくなるだろう。
また、Fuhaiは最大で5000時間の運用が可能となっている。そのため、毎日しっかりと除菌を行なっても、すぐにランプがダメになってしまうことはない。
UVランプが点灯しなくなってしまうのを恐れて、使用する場所を選ぶようなことをせず、気が向いた時にはいつでも除菌できるのも、精神衛生上良いものだ。
また、何度消毒してもティッシュのゴミや空きボトルなどが生まれてしまう心配もない。ゴミを捨てる手間も抑え、環境負荷も小さく済ませられる。
ライトで照射するだけのお手軽除菌は、消毒に伴う消費や手間を最小限度に抑えてくれる。広く普及することで、より健全な衛生習慣の定着にも繋がるだろう。
Fuhaiは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台あたり19ドルで購入することが可能だ。