耳の形を選ばない高性能ワイヤレスイヤホン「NEOPON 2」
今や有線のイヤホンを使用するケースは稀になりつつあり、誰もが一台はワイヤレスイヤホンを携帯し、各々のライフスタイルに定着している様子がうかがえる。
周囲に迷惑をかけることなく楽しめるのがイヤホンの魅力だが、一方で十分にイヤホンを楽しめないという人も少なくない。
イヤホンが耳に形に合わず、どれだけ音質に優れたモデルであっても、そのポテンシャルを百パーセント体験できないというケースである。
イヤホンはメーカーによって形状が様々であるが、その分耳にフィットするしないといった問題も、人によって好みが異なってくるものだ。
誰でもストレスなく使えるイヤホンがあればそのような問題もなくなるはずだが、この度発表された「NEOPON 2」は、誰の耳にもフィットする、優れた形状をしているワイヤレスイヤホンに仕上がっているようだ。
現行イヤホンの欠点
現在主流のワイヤレスイヤホンは、一般的にカナル型イヤホンと、オープンタイプイヤホンの二種類に分けられる。
カナル型イヤホンは耳の中にまでイヤホン本体を挿入し、耳栓をするような形で運用するため、遮音性に優れ、音を聴き逃さない仕様となっているのが特徴だ。
だが、耳の奥にまで差し込んでの使用ということもあり、相応の弊害もある。
例えば、耳の穴を必要以上に圧迫してしまうことになるため、耳にダメージを与えてしまう可能性だ。
カナル型は確かに耳から落下する心配も小さく、よく音が聴こえるということでメリットは大きいが、その分耳にかかる負担も大きい。
そのため、頻繁に着脱を繰り返し、しっかりと耳を休めてやる必要もあるのがネックだ。
一方のオープンタイプイヤホンは、カナル型ほど耳の奥までイヤホンを挿しこむ必要はなく、耳にひっかけるような形で利用することが出来る。
耳の奥まで負担をかける心配がないため、長時間の使用でもダメージは小さく抑えられるのはカナル型より優れた点と言える。
だが、やはりオープンイヤー型も耳へのダメージは決して無視できるものではない。
ゴム製のイヤーピースを使用するカナル型と違い、こちらは硬質なプラスチックをそのまま耳に差し込むため、耳の形状によってはすぐに痛くなってしまう可能性がある。
また、耳に引っ掛けるだけというデザインもあって、落下してしまうリスクがあるのもこのイヤホンのデメリットである。
落ちにくい形状になっているとは言え、耳に引っ掛けるだけという装着方法である以上、このリスクは避けられないと言えるだろう。
こういった問題を解決するために誕生したのがNEOPON 2で、フレキシブルなフックを使った、ホールド性と密着感に優れる新しいワイヤレスイヤホンとなっている。
誰でも使える優しいイヤホンを実現
NEOPON 2は、耳掛け式のイヤホンをベースとした形状を採用している。耳の裏へ引っ掛けることで、激しい運動の最中でもイヤホンが外れてしまわないような設計だ。
また、イヤホン部分はフレキシブルに稼働する調整機能が搭載されており、耳への負担を最小限とするよう自由に形状を変更することが出来る。
従来のイヤホンはあらかじめ形状が定まっていたために、その形状に合わないユーザーが耳への痛みなどを感じてしまう原因となっていた。
NEOPON 2は好きなように位置を調整できるよう設計されているので、そういった負担に悩まされる心配もないだろう。
これだけの装着感を備えておきながら、内部にはマイクも内蔵しており、通話もワンタッチで行えるよう設計されている。
急な連絡が来た際でも、通常のワイヤレスイヤホンと同様の使い勝手が担保されているのは嬉しいメリットだ。
ボタン操作もわずかに一つ設置されたものを押すだけで行えるので、手元が狂って操作を誤ってしまう心配もない。
誰でも手軽に扱えるバリアフリーなワイヤレスイヤホンが、NEOPON 2というわけだ。
NEOPON 2は現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり49ドルでの購入が可能となっている。