折りたたみスタンドにもなる大型スマホバッテリー「FOLDUP」

スマートフォンの頼れるお供となっているのが、ポータブルバッテリーである。 スマホの大型化が進み、同時に多くのタスクを担うようになったことにより、以前よりも格段に負担は大きくなり、バッテリー消費も増加傾向にある。

また、スマホのバッテリーは経年劣化により、使用年数を追うごとに持続可能な時間も減少し、1日も持たないということも増えてくるものだ。

そんな時に役立つのがポータブルバッテリーで、これを一つカバンの中でも入れておけば、いざという時にしっかりと充電を行うことができる。

とはいえ既存のポータブルバッテリーにもいくつかの欠点を備えているのだが、それを解消しようと開発されたのが、「FOLDUP」と呼ばれる次世代のバッテリーだ。

ポータブルバッテリーの利便性を向上したワイヤレス充電器

一般的なポータブルバッテリーは、確かに手元に持っておくと安心ではあるものの、常に必要とするアイテムではないため、ついつい家に置きっぱなしにしておくということも多い。

持ち歩いて初めて効果を発揮するアイテムでありながら、その重さや大きさがネックとなってしまい、持ち歩くことを諦めてしまうパターンだ。

確かに緊急時にしかポータブルバッテリーは使用しないとはいえ、だからと言って普段から常備しなくなってしまっては、宝のもちぐされとなる。

しかし、バッテリーを持ち歩かなくなってしまう気持ちも十分にわかるところがある。

いつもポータブルバッテリーを使う必要はなくとも、たまに使用したい時があるくらいの場合は、あの重さが持ち歩くことを億劫にさせてしまうのだ。

たかだか緊急時の充電のために、重量と大きさのあるアイテムを持ち歩くことは、あまりスマートなやり方であるとはいえない。

それなら、ポータブルバッテリーをよりコンパクトに持ち運べるだけでなく、新しい使い方も提案することで、より生活になじむようにすれば使うようになるのでは、というアイデアから生まれたのが、FOLDUPだ。

折りたたみスタンドにもなる大型スマホバッテリー「FOLDUP」

FOLDUPは、スマートフォン向けのポータブルバッテリーとして開発されたアイテムだが、特筆すべきはまずその大きさにあるだろう。

使用しない際、FOLDUPはその名の通り折りたたむことができるようになっており、折りたたみ時はタテヨコ6.5センチと、手のひらサイズに収まるよう設計されている。

この大きさはクレジットカードよりも小さく、おおよそカバンやポケットのスペースも、従来のポータブルバッテリーと比べてその負担は小さくなっていると言えるだろう。

展開時は縦の長さが12センチとなり、その上にスマートフォンを設置できるようになっている。

FOLDUPはワイヤレス充電が可能となっているだけでなく、スマホを吸着して装着させるよう設計されているため、不用意に落下してしまったり、何らかの理由で充電が途切れてしまう心配はない。

ポータブルでありながら、確実にワイヤレス充電を行ってくれる信頼性の高さは、FOLDUPならではの特徴と言えるだろう。

折りたたみスタンドとイヤホンも完備

FOLDUPのもう一つの特徴は、デバイスでスマホの充電を行いながら、スマホを立てかけるためのスタンドの役割も果たすことができるという点にある。

FOLDUPは折りたたんで持ち運べるだけでなく、角度を調節することによって、そのままスマホスタンドとしても扱える。

これまで、スマホスタンドとポータブルバッテリーの両方の機能を備えた製品は珍しく、この二つのアクセサリーを使用する場合、両方ともカバンに入れて使用することが求められてきた。

折りたたみスタンドにもなる大型スマホバッテリー「FOLDUP」

しかし、FOLDUPを使用することで、一つのアイテムを持ち歩くだけで済むようになるだけでなく、スマホを立てかけながらワイヤレスで充電することも可能となったため、利便性はさらに高まった。

加えてFOLDUP内部には、専用のワイヤレスイヤホンを格納できるスペースがある。スマホで映画などを視聴する際に使用すれば、自前でイヤホンを用意する必要も無くなるのだ。

FOLDUPは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり75ドルの出資で購入することが可能だ。