世界初のAndroidタッチディスプレイ「C-SMART」

タッチスクリーンは、今や世界の新しい標準規格となりつつある。リモコンやキーボードなどの外部機器によって操作するのではなく、もはやスクリーンの操作は指で直接行うことが一般的になっているのだ。

スマートフォンやタブレットにおいてはタッチスクリーンが標準となっているが、PCモニターやテレビなど、従来の家電製品やハードにおいては、まだまだタッチ機能を搭載しているケースは少ないと言える。

「C-SMART」はそんなタッチスクリーン文化をさらに広めていくために開発されたプロダクトで、世界初のAndroid搭載型ポータブルタッチディスプレイとなっている。

Android内蔵で汎用性の高さを実現

これまでも、ポータブルで使えるタッチスクリーンはいくつかも登場してきた。

いずれの商品も確かにラップトップのマルチディスプレイ化を手助けしたり、外出先での大型スクリーンの確保に役立ってくれたが、あくまでコンテンツは外部のハードウェアに依拠していたため、自律性という観点では劣っていたのである。

そんな従来のポータブルスクリーンを大きくアップデートしたのが、C-SMARTだ。

この製品の大きな特徴は、OSであるAndroidを内蔵しており、対応アプリはC-SMART上で操作することができる点にある。

最近ではインターネット対応テレビが増え、動画配信サービスなどを直接放送できる据え置きテレビも増えているが、C-SMARTはそれのポータブルバージョンと考えると早いだろう。

NetflixやYoutubeなど、多くのアプリを利用することができる。

世界初のAndroidタッチディスプレイ「C-SMART」

ディスプレイのサイズは15.6インチと、ポータブルサイズとしては十分な大きさを誇っている。画質に関しても1080pのフルHDに対応しているため、画質が悪いということで不満を抱える心配もないはずだ。

また、スピーカーもC-SMARTは内部に備えているため、ベットスピーカーやヘッドホンなどを用意する必要はない。C-SMART単体で、音楽や映像を楽しむことができる。

外部のデバイスや周辺機器を活用したい場合は、HDMIケーブルや、USB-Cケーブルを利用することができる。

側面に端子を備えているので、通常のTVやラップトップのように扱うことも可能だ。

もちろん、従来のポータブルディスプレイと同様、サブスクリーンとしてC-SMARTを運用することもできる。

プレゼンテーションの際の聞き手用のディスプレイにしたり、プログラミングやファイナンスなどの業務に応用したり、さらにはゲームや映画などを楽しんだりと、十人十色の使い方があるだろう。

接続方式は有線以外にも、Bluetoothを使った無線接続も可能である。キーボードやマウスなどを接続すれば、簡易的なPCとしても利用することができるはずだ。

iPhoneのAirplayやGoogle Assistantにも対応しているので、これらの機能を日常的に使用している人にとっても、導入しやすい製品と言える。

高性能タッチスクリーンを搭載

そして、C-SMARTの最大の特徴となっているのが、やはりタッチ機能の存在だろう。

C-SMARTでは最大10本までの指のタッチに反応することができ、いかなるアプリでも自在に扱うことができる。

例えばピアノの鍵盤を弾くことができるアプリなどでは、しっかりと10の指に反応してもらう必要があるが、C-SMARTではそれも難なく行うことができる。

反応速度も早く、タイムラグが生じて使いづらいという心配はない。iPadなどと同様、タブレットとしての機能にも優れている。

世界初のAndroidタッチディスプレイ「C-SMART」

また、C-SMARTはタッチパネルの操作だけでなく、リモコンによる操作も可能となっている。

いくらタッチパネルで感覚的な操作が可能といっても、室内などではわざわざスクリーンのそばに行って、画面にタップしなければ操作ができないというのは、やや利便性にかけてしまう。

そこでC-SMARTはリモコン利用も可能にしたことで、遠隔操作もできるようになり、大きな利便性を確保することに成功したのだ。

C-SMARTは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり199ドルの出資で購入することが可能だ。