超薄型で隙間の掃除も楽々「Teeny Tiny Robot Vacuum Cleaner」

スマート家電の普及が進む中、家電業界の中で最もスマート化が早かった機器といえば、掃除機が挙げられるだろう。

ルンバをはじめとする自動掃除機の登場は、家事の負担を大きく軽減してくれるとして話題になり、一時は非常に人気の高い家電用品のひとつとして、テレビなどでも大々的に取り上げられていた。

今は登場当初ほどの盛り上がりはないものの、依然として根強い人気は続いており、自動掃除機の代名詞であるルンバは少しづつアップデートを繰り返しながら新型が提供され続けているし、他のメーカーからも機能性や得意分野を変えながら、様々なモデルが販売されている。

今回、JNC社から販売される「Teeny Tiny Robot Vacuum Cleaner」もまた自動掃除機の一種だが、その特徴は何と言っても本体の薄さにあるだろう。

超薄型で隙間の掃除も楽々「Teeny Tiny Robot Vacuum Cleaner」

自動掃除機の強みを生かした一台

自動掃除機の利点は、手を動かさなくとも勝手に掃除をロボットが行ってくれる点も確かにあるが、人間の手では掃除できないところもしっかりとクリーニングしてくれるところにあるだろう。

取っ手を掴んで掃除する通常の掃除機では、ベッドの下や棚の下、押入れの中など、入り組んでいて視界が悪い部分を掃除することは難しい。

これは取っ手があるために掃除機をしっかりと動かすことが難しいからなのだが、ルンバのような全自動掃除機となると、クリーナー部分のみで走行が可能なため、普段は掃除が難しい場所でも楽に掃除機をかけることができるようになるというわけだ。

ただ、こういった利点をしっかりと活かすとなると、自動掃除機に求められるのは更なる小型化である。いくら取っ手がないとはいえ、普段は掃除できない隙間も掃除をするとなると、本体サイズがつっかえて自動掃除機でも掃除ができないケースも出てきてしまうものだ。

そこで活躍するのがTeeny Tiny Robot Vacuum Cleanerで、これは何と言ってもその本体の薄さが最大の強みとなっている。本体の厚さはわずか2.95センチと、3センチにも満たない薄さに仕上がっており、あらゆる隙間に進入し、掃除機をかけることができる。

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これまで家具を設置してから掃除することができなかったという場所も、この掃除機があればしっかりとクリーニングを行うことが可能になるというわけだ。

クリーナー部分には二つのブラシが備え付けられており、しっかりと小さなホコリもとらえて逃さない仕様となっている。掃除し損ねることがないよう、パワーも小さいながらに備えているので、頼もしい一台となってくれるはずだ。

満足のいくクオリティを実現

そして、ブラシのかけ方には大きく分けて三種類存在し、Uの字を描く軌道とスパイラル状の軌道、そしてエッジを処理する軌道だ。シチュエーションに応じてこれらを使い分け、的確に家中のホコリを吸い取ってくれるのである。

それぞれの軌道において、掃除もれがないよう設計されているので、Teeny Tiny Robot Vacuum Cleanerが通過した後に埃が残ることはない。安心して彼に掃除を任せ、ユーザーは別のタスクに従事することができるだろう。

階段やロフトの上など、高所を掃除する上でも心配ない。内部にはセンサーとコンピューターを備えているので、不意に落下してしまうことはないのである。

もし万が一掃除もれがあったり、Teeny Tiny Robot Vacuum Cleanerが認識できずに正しく掃除できない場所がある場合は、リモコンを使った手動での掃除も可能となっている。もちろん通常の掃除機とは違い、完全ワイヤレスで掃除ができるので、クリーニングの質そのものは通常通り高いものが期待できるだろう。

掃除を行う上で気になるのが、やはり除菌機能の問題である。表面的な汚れをさらうだけでなく、しっかりと菌まで除去しなければ気が気でないが、この機体にはHEPAフィルターが搭載されているので、アレルギーなどを発症してしまうリスクも大きく低減させることが可能だ。

Teeny Tiny Robot Vacuum Cleanerは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり100ドルで購入が可能だ。