アウトドア活動に欠かせないハイテクキャップ「Cynaps」
直射日光を防ぐことで、熱中症や日焼けのリスクを低下させ、日陰を作ることで視界を確保し、汗が垂れてくることによる煩わしさを遮ってくれるキャップは、いつの時代でも屋外活動に勤しむ人にとって、頼れるアイテムの一つであることは間違いない。
従来のキャップでも十分に効果を発揮するが、「Cynaps」はそんなキャップのポテンシャルに目をつけ、さらなる機能性の獲得を目指した次世代のプロダクトに仕上がっている。
バッテリー搭載型のハイテクキャップ
一見すると何の変哲も無いキャップのように見えるCynapsだが、実は内部にバッテリーが備えられており、いくつかの電子機器を搭載し、キャップをかぶりながら使用することができる。
一つはキャップのつば部分に備えられているヘッドライトだ。キャップはいつも通りつばによって日の光などを遮断し、視界を確保してくれる役割を果たすが、つばの下部には前方を照らすためのヘッドライトが搭載されている。
スイッチを点灯すると、350ルーメンの輝きでライトが前方を照らし、暗闇でも侵攻方向の視界を確保できるよう、装着者のパフォーマンスを支えてくれる。通常の懐中電灯よりもはるかに明るいため、細かい作業にも使うことができる。
真夜中の暗闇を歩いたり、自転車でサイクリングをする際にはもちろんのこと、暗い洞窟や穴などに入る際にも運用ができるため、その活躍の幅は広い。
そして、キャップをかぶって作業をするような現場では両手を空けておくか、別の作業に当てる必要があるため、手に懐中電灯を握っていては、微妙に運動が遮られてしまうケースも考えられる。
Cynapsであれば、一度電源を入れるだけで正面を照らしてくれるようになるため、二度と手で懐中電灯を持つ必要はない、両手で一抱えもある荷物を持って暗闇の中でもすいすい移動することができる。
地下で働く労働者などは、安全ヘルメットの下にかぶるといった使い方でも、十分にその恩恵を受けることができる。ヘルメットと違い、ある程度の柔らかさを持っているので、いつでも誰でも良い状態で利用できるのが嬉しいポイントである。
耳を遮らないヘッドセットも魅力
また、Cynapsは内部にオープンイヤーのヘッドセットを備えており、耳の穴を塞いでしまうことなく音楽を視聴したり、音声通話を行うことができる。
直接スピーカーで音を装着者に伝えるのではなく、振動に音を乗せることで伝達を行うので、オープンイヤーになっていても、明瞭な音声・音楽の視聴が可能だ。
耳の穴が遮られてしまうことで、周りの声が聞こえなくなってしまったり、接近している車に気づくことができず、衝突事故を起こしてしまうというケースは、イヤホンとなると非常に多いものである。
Cynapsであればそのような事故のリスクを大きく防ぐことができるので、交通安全の面でも役割を果たしてくれる。
また、自転車通勤や通学など、アウトドアでの生活や極端な環境での作業が伴わずとも、両手が遮られたり、移動に制限が加わるシチュエーションではCynapsが活躍してくれる。スマホを取り出したり、イヤホンを装着する手間が省けるため、ストレスフリーで安全な移動が可能となるだろう。
バッテリーも大きさに対して大容量に作られており、最大で12時間もの連続使用も可能となっている。長時間屋外での活動が必要な場合には、特に活躍が期待できる機能とも言えるだろう。
ずっと外にいなければいけないということは、それだけ充電する機会が減ってしまうということになるため、その効果を使い込むごとに実感することになるはずだ。
また、バッテリーが切れて充電が必要な場合は、専用のワイヤレスチャージャーにセットするだけで行うことができるのも、Cynapsの使い勝手の良さを高めてくれている。
Cynapsは現在Kickstarterで注文を受け付けており、1着あたり15ドル以上の出資で購入が可能だ。