健康的な朝食をもっとお手軽に「The Breakfast Station」

朝をしっかり食べるためには、相応の準備が必要になってしまうものだが、忙しい現代人にとってはそのための時間の確保は非常に難しい。誰か作ってくれる人が周りにいれば嬉しいが、そう上手くいかないのが現実である。

1日の活動に必要な栄養を、朝のうちにしっかりと、そして効率的に摂取する補助剤や栄養バーなどもあるが、そういったものよりもはるかに健康的に、きちんとした食事でまかなうことを可能にするのが、「The Breakfast Station」と呼ばれる未来の全自動食事提供マシンだ。

朝の忙しい時間を助けてくれる全自動マシン

朝食は1日の食事の中で最も栄養を必要とする食事時間でありながら、最も時間をかけることができない食事でもある。必要最低限に胃を満たすことでこなす人も多いが、簡単にでもいいので、できるだけ豊かな食事を摂取したいものだ。

栄養バーやサプリなどでまかなうのも、何も食べないよりはマシである一方、やはりしっかりとした食事に比べれば満足度は低く、食べた気がしないので、望んでいるような効果は期待できない。

栄養バー並みに簡単に食べることができて、かつ栄養バーよりも豊かな食事をすることができればこの上ないQOLの向上が見込めるが、それを可能にしてくれるのがThe Breakfast Stationだ。

The Breakfast Stationは、端的にいえば自動調理機の一種である。材料をマシンの中に放り込むだけで料理を行なってくれるというのは、昔の人が考えるような夢の機械だが、この製品はまさにその夢を叶えてくれるマシンになっているのである。

使い方は非常に簡単で、用意されているメニューの中から食べたいものを選び、飲みたいコーヒーの量を選択するだけで、あとはマシンが自動的に全てを用意してくれる。

メニューの種類は豊富で、オートミールやパンケーキ、オムレツ、マフィン、パンなど、朝食の定番メニューを自由に選んで朝に食べることができてしまう。メニューの選択はマシンに設置されているディスプレイをタッチするだけで良いため、複雑なレシピを確認したりする必要は全くない。

食事に欠かせないのがドリンクだが、コーヒーも豆をセットしておけば食事の完成に合わせて抽出を行なってくれる。朝の忙しく、限られた時間帯に料理とコーヒーの両方を用意するのは慣れていなければできないことだが、The Breakfast Stationがあればそんな悩みも抱える必要は無くなるはずだ。

調理から後片付けまで、幅広いサポートを提供

The Breakfast Stationはマシン一台で全ての朝食セットを完結させてしまう優れものとなっているが、その利便性の秘密は調理用も兼ねた専用カップと、内蔵オーブンレンジにある。

カップはシリコン製で再利用ができるものと、紙製のものが用意されている。カップは自分で食べたいものを中に詰めても良いし、初めからマフィンやオートミールなど、The Breakfast Stationにセットするだけで食べられるようになっているインスタントセットも販売されている。

このカップをマシンにセットすれば、あとはボタンを押すだけで内蔵のレンジが起動し、カップを温めて調理を行なってくれるというわけだ。

朝食メニューは一見すると複雑そうだが、実はほとんどが混ぜて温めるだけで完成してしまう、非常にシンプルなレシピのメニューが多い。The Breakfast Stationはその点に注目したマシンで、手軽に美味しい朝食を楽しむことができるよう設計されているのだ。

また、食器や調理器具が必要以上に汚れないのもこのマシンの嬉しいところで、カップとコーヒーマグを片付けるだけで後片付けは完了、そのまま外出することができる。

料理は作るだけでなく、片付けも大変ということが多いものだが、The Breakfast Stationであればその心配もなさそうだ。

The Breakfast Stationは現在Kickstarterで注文を受け付けており、1.5万円程度の出資で本体とカップのセットを購入することができる。