PINコードやパスワードを安心管理「PIN-Master®」

個人情報は、もはや企業や国ではなく、自分で守る時代となってしまった以上、厳重な管理を心がけたいものだが、様々なアカウントのパスワードなどを自分で全て管理するとなると、自らのキャパシティを超えていまい、どれがどのIDで、パスワードだったかということを把握するのが難しくなっていってしまう。
かといって、迂闊にパスワードなどを紙に記して置くことは、セキュリティ上の問題からなるべく避けておきたいところだが、「PIN-Master®」があればそういった問題にも対処することができそうだ。
セキュリティ意識の高まりに応じて誕生
サイバー犯罪のリスクは日に日に高まっており、少し前までは単純なパスワードでよかったものが、今や人間の記憶力では途方もないほど覚えるのが難しいパスワードの設定を推奨されることが当たり前になっている。
複雑で難しいパスワードは確かにセキュリティレベルの向上に役立ってくれるものの、そうなると次に大変なのがパスワードの記憶である。

パスワードはあくまで自分が入力することを前提に設定した方が良いのだが、何の脈絡もない数字の羅列などは覚えるのが困難で、それが複数となるとよっぽど記憶力が良くなければ不可能に近い芸当である。
PIN-Master®はそんな手間を大幅に改善してくれる電子機器で、PIN-Master®に直接パスワードやPINコードを記録し、一つのマスターコードで管理することで、簡単に閲覧することができることを可能にしてくれる。
安心安全の一元管理
PIN-Master®に全てのパスワードやPINコードをとりあえず入力して保管しておけば、あとはPIN-Master®のマスターコードのみを覚えておけば良いだけであるため、記憶の手間は大幅に小さく抑えることが可能になっている。
パスワードを一つの記憶媒体に、まとめて記録することに不安を覚える人もいるかもしれないが、PIN-Master®本体はインターネット環境から隔離された状態で使用することができるため、安易に情報が外部へ漏れてしまう心配はない。
パスワードや個人情報が外部へ漏れてしまう最大の原因は、デジタル化した情報がインターネットに接続された状態で保管され、インターネット上でセキュリティを突破できてしまうことにある。
一方、PIN-Master®はパスワードなどをデジタル情報として保存するものの、インターネット上に個人情報を共有するわけではないので、サイバー犯罪の被害にあってしまうリスクは限りなく低いということができるのである。

PIN-Master®はいわば、従来の紙に書いてパスワードを保存する方法に限りなく近いということもできるだろう。紙に書いてパスワードを保存する方法は、古典的ながらもインターネットから隔絶されており、その場で盗み見ない限りは情報流出のリスクがないとして、現在でも積極的に運用されている手法である。
PIN-Master®は紙に書いてパスワードを保存する方法をさらに厳重なものに仕上げており、マスターキーによってあらゆるパスワードを保存し、簡単に入力が行えないよう意図して作られているのである。
PIN-Master®本体は非常にコンパクトかつ軽量で、通常のクレジットカードと同様のサイズで作られている。そのため、財布の中に他のクレジットカードなどと一緒に保管しておくことができるので、持ち運びにも困ることはないだろう。
近年は、電卓や時計など、常に身の回りにおいておきたいアイテムは全てスマートフォンに統一され、合理的なツールの運用が促されてきたものの、セキュリティ関連のアイテムはインターネットとは隔離して運用したいこともあるため、スマホに統一できない機能でもある。
PIN-Master®はそんなセキュリティニーズに応え、独自の小型機器で安全管理に役立ってくれるのである。
PIN-Master®は現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり2千円程度の出資で購入が可能だ。