VR機器をより快適に運用するためのデバイス「Chilldex」

VRは特にゲームプレイ用の用途で活躍することが多く、ゲームメーカーから発売されているVRデバイスも少なくない。「Valve Index」もまたゲーム会社が販売するVRヘッドセットの一つで、ゲームプレイングに最適化された設計になっている。
そんなValve Indexのプレイングをさらに快適にしてくれるのが、「Chilldex」と呼ばれるクーリングデバイスだ。
VRならではの悩みを解決
VRヘッドセットは、これまでの平面的なディスプレイに比べてはるかに立体的な体験をすることができ、360度全ての空間がゲームの中になっているような感覚を味わうことができるので、その没入感は比べ物にならない。
うっかり長時間遊んでしまえるほどの臨場感を味わえるのがポイントだが、VR機器は本体の大きさもあり、長時間装着していると疲労が溜まってしまいやすいのがネックである。
それなりに大きさのある機器を頭に装着している以上、頭や首の負担もそれなりに大きく、適度に休憩を挟まなければ腰痛などの原因にもなりかねない。また、VRヘッドセットは目に近い場所でスクリーンを投影することになるため、眼球への負担も大きく、眼精疲労を慣れないうちは伴いやすい。
あるいは、装着によるムレや汗も問題の一つだろう。特に体を使ってアクティブに動くことの多いゲームとなると汗もかきやすいため、汗や急な温度変化によってスクリーンが見にくくなったり、曇ってしまったりすることを防ぐための対策を行わなければならない。

そこで活躍するのがChilldexの存在だ。ChilldexはValve Indexに直接装着し、ヘッドセットの中の空気を入れ替えることで、冷却効果と曇り防止の機能を新たに付与することができるという優れものだ。
Chilldexは、Valve Indexの前面に装着することで機能する。USB接続で本体から直接給電し、スイッチのオンオフを切り替えることで運転が可能だ。
Chilldexは二台のファンを活用してクーリングを行う。内部に空気を送ることで長時間の装着による空気の温度変化を抑え、ムレも防ぐことで汗をかいてしまう心配もない。
普通のコントローラーと違い、VRヘッドセットはプレイ中ずっと装着しておかなければいけないため、ひと段落しないとヘッドセットを外すということはできない。
また、一度外すと装着の際の微調整も再度行わなければいけないので、非常に面倒が多いものであるが、Chilldexを装着しておけば、脱着の負担も大きく軽減することができるようになるはずだ。
その他の機能性にも注目
Chilldexは顔に非常に近い部分に装着するパーツではあるが、その駆動音は非常に小さい。ラバー加工とベントエリアが確保されているため、音は小さくとも効果的なクーリングを実現しているのである。
また、風の出入りが盛んになると木になるのはドライアイだが、その点もChilldexなら問題はない。風量は目の乾燥に影響が出ないほど少なく、それでいて効果的に熱を放出する設計になっているので、目が乾いてしまうほどの風量を必要とせずにクーリングが行えるのである。

必要な換気量はその時々によって変動するものだが、Chilldexは自動的に必要な量の空気調節を行ってくれるので、いつでも快適にプレイすることができるようになっている。
また、Chilldexを新たに装着しても、Valve Index特有の流線的なデザインが失われないのも嬉しいポイントだ。こういったサードパーティ製のデバイスを装着する場合、とってつけたようなビジュアルになってしまうことも多く、見た目の美しさにこだわる人にとっては印象の悪いものだが、Chilldexは見事本体に収まるように設計されているので、その点の心配はしなくても良い。
Chilldexは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり30ドルで購入することが可能だ。