家庭で気軽に運用できるスマート加湿器「Habitat Smart Home Humidifier」

空気の状態を管理する上で、重要な役割を果たしているのが湿度である。乾燥した空気は身体の水分を奪い、体に雑菌が入ってしまいやすい環境となるため、体調不良を起こしてしまう原因になりかねない。

空気清浄はもちろん大事だが、乾燥しやすい冬場は特に湿度に気をつけておく必要がある。「Smart Home Humidifier」はそんな空気の乾燥を抑えるための加湿を行なってくれるデバイスで、従来の加湿器よりもコンパクトでスマートな働きをしてくれるプロダクトとなっている。

小さくてもパワフルな性能

Smart Home Humidifierは、まずそのコンパクトな外観が特徴だ。ボウルほどの大きさで、電源があれば好きな場所に設置することができるように作られているため、置く場所を選ばないのが嬉しいポイントだ。リビングや書斎はもちろん、ものが多くなってしまいがちなキッチンや子供部屋など、スペースをあまり取りたくないという場合にも活躍してくれる。

使い方も非常に簡単で、電源にSmart Home Humidifierを差し込み、水を上部から注ぎ込むだけで準備は完了だ。実際の操作は専用のスマホアプリをダウンロードし、ユーザーのスマートフォンから行うことができるようになっている。

スマホアプリでは電源のオンオフやタイマーといった基本的な操作はもちろんこと、部屋の現在の湿度などをパーセント表示で確認することも可能になっている。理想の湿度を知り、実際の部屋の湿度と照らし合わせながら運用することができる。

家庭で気軽に運用できるスマート加湿器「Habitat Smart Home Humidifier」

加湿に使用する水は、常に衛生状況が悪化しないよう環境が維持されており、汚染された水蒸気が部屋の中に充満してしまわないよう設計されている。水のタンクは汚れやすいためにケアすべき場所の一つでもあるが、Smart Home Humidifierであれば過度に心配する必要はなさそうだ。

水を変えなければいけなくなった場合は、スマホの方まで通知を送ってくれるだけでなく、水の衛生状態のインジケーションをアプリに表示してくれるのも嬉しいところだ。

本体の機能性も魅力

また、加湿器は水を継続的に使用するため、定期的にタンクを補充しなければならない。Smart Home Humidifierは水の残量を水面を見て確認しなくとも、メーターを確認することで気軽に確認ができ、あとどれくらいの間使用することができるかということも数字で表してくれる。

水の残量がわかっても、具体的にどれだけの間稼働することができるのかということは、長年使い込まないとわからないものだが、Smart Home Humidifierであれば一目で使用時間を理解することができる。

加湿器のファンのスピードはパワフルで、かなり広い部屋であったとしても、短時間で十分な湿度を確保することができる。また、このファンのスピードは自分でコントロールすることができ、蒸気の放出量を抑えたり増やしたりすることで、自由に湿度もコントロールが可能だ。

家庭で気軽に運用できるスマート加湿器「Habitat Smart Home Humidifier」

あまりに湿度が高すぎると、乾燥の心配はないものの、今度は室内での過ごしやすさに悪影響が出てきてしまう。カビや雑菌の繁殖が発生してしまうこともあるため、湿度の調節機能は重要な設定の一つと言える。

Smart Home Humidifierのタンク部分は取り外しが可能で、掃除も簡単に行うことができる。あまりに深いと掃除の手間が大きくなってしまうものだが、形状は平たく、容器も透明であるため、水の状態や汚れなどを一目で確認することが可能なのも便利なところだ。

Smart Home HumidifierはいわゆるIoT家電の一種で、スマホから操作できるだけでなく、そのほかのIoT家電とともに共通して管理することもできる。手元にスマートハブなどがあれば互換性がないかどうかチェックしてみるのも良いだろう。

エアコンや空気清浄機などと併用することができれば、Smart Home Humidifierの能力をより効果的に運用していくことができるようになるはずだ。

Smart Home Humidifierは現在Kickstarterで注文を受け付けており、250ドル以上の出資で本体を一台購入することができる。