IoT化をスムーズに進められるモニタリングソリューション「SIGLINK」

IoTの導入は、主に企業を中心として積極的な導入が進んでいるが、最近ではスマートホーム化と称して、自宅のIoT化を進めていく家庭も少なくない。企業や家庭を問わず、様々なところで新しいネットワークの波の到来が進んでいる様子が散見される。
「SIGLINK」はそんなIoT化を効率的に、高いコストパフォーマンスで進めてくれる、頼もしいパートナーとなってくれそうだ。

LPWA規格を採用したIoTデバイス
SIGLINKはいわゆるIoTセンサーの一種で、湿度や温度の把握や、そのコントロールに使用するプロダクトだ。そして、SIGLINKを支えるIoTネットワークがSigFoxと呼ばれるLPWA規格である。
IoTによるネットワークを形成する方法にはいくつかの種類があるが、最もポピュラーな方法として採用されているのが、LPWAと呼ばれる規格だ。LPWAはできる限り消費電力を抑え、長距離の通信を可能にするテクノロジーで、一説には2022年までに50億を超えるデバイスに使用されるという話もある。
IoTネットワークを形成する上で、消費電力が小さいというメリットは非常に重要になってくる。IoTは複数のデバイスを同時に動かし、同時にネットワークに接続して運用することになるため、人件費が削減される代わりにエネルギーコストが大きくなるという負担を抱えているためだ。
人件費を小さくすることは難しいが、電力コストであれば努力や技術の向上によって経費の削減を進めていくことは可能だ。

また、エコロジーの観点からも消費電力が小さいことは次世代のテクノロジーとしては不可欠な要素であるほか、消費電力が小さければバッテリー駆動でデバイスを動かすことができるようになるため、IoTの汎用性はさらに高まることになる。
電源を必要としないバッテリー駆動のIoTデバイスであれば、人里離れた場所でIoTを活用したい場合でも電力を引いてくる必要はなくなり、バッテリーの交換のみで運用が可能となる。電力供給のコストが削減でき、人件費も交換の際に必要になるだけで済むため、業務効率化には大いに役立つことになるだろう。
SIGLINKが採用しているLPWA規格のSigFoxは、世界70カ国に拠点を構えるグローバルなネットワークを構築しているだけでなく、クラウドコンピューティングによって効率的なデータの送受信を実現している。
SIGLINKはSigFoxを採用することで、世界中のどこで運用するにしても、遅延がなく消費電力を限りなく抑えながらIoTネットワークを活用できるよう設計されているのだ。
IoTのプラットフォームも重要な役割を果たす。
SIGLINKを支えるもう一つの要素は、IoTpoolと呼ばれるWebプラットフォームにある。IoTpoolは、接続されているIoTデバイスを一括で管理することができるプラットフォームで、Webブラウザから直接それぞれのデバイスをコントロールすることができる。

IoTpool上ではそれぞれのデバイスのステータスをリアルタイムで閲覧することができ、正常に動作しているかどうかを一つづつ確認することができる。もしトラブルが発生していれば一目でそのことを把握でき、どのデバイスが異常をきたしているかもわかるので、トラブルシューティングも素早く行うことができる。
IoTプラットフォームで一括管理ができなければ、例えばセンサーが正常な数値を計測しなくなった場合、一からその原因を突き止めなければならず、どのセンサーが故障しているのかすら一つづつ調べなければいけないというケースもあった。しかしながらIoTpoolのようにWebプラットフォームでIoTデバイスを管理できれば、そのような保守作業も大きく効率化が進むことだろう。
SIGLINKは現在Kickstarterで注文を受け付けており、6,000円程度の出資で本体を一台購入することが可能だ。