小さなタッチスクリーンをより大きな画面で楽しもう「GLAMOS」

また、最近では映像を映し出すモニターの技術レベルも向上しており、4K画面や8Kはもちろんのこと、プロジェクターによる高精度の映像投影や、モニターに直接触れることで、そのままチャンネルの変更や、録画機能などを使えてしまうというモデルも見られるものだ。
「GLAMOS」はそんなタッチスクリーンとプロジェクターの投影技術を融合させたプロダクトで、小型ながらも最大3フィートにもなる巨大スクリーンでのタッチ操作が可能になっている。
お手軽にタッチスクリーンを実現
大型のスクリーンはあると便利だが、普段はそこまで頻繁に使用する機会もないため、ついついハードウェアの優先順位は下がってしまいがちだ。
確かに映画を見るときやゲームをする時などには有効活用したいものだが、そのためだけに購入するのはちょっと、と躊躇してしまう人は多い。ただ、大きなスクリーンを持っている人の家に行ったり、たまたま大きなスクリーンを体験できる場所に行った際には、試してみたくなるものだ。
あるいは、普段はスマートフォンで動画やゲームを楽しんでいて、たまにはTVモニターやPCのディスプレイを使ってみたいと考える人は多いだろう。ただ、そう行った通常のディスプレイに投影するとなると、普段とは異なる操作を要求されるため、別途リモコンが必要になったり、特殊な操作が必要になることもある。
だからと言ってタッチ操作に対応した大型スクリーンの購入はまだまだ高価で、そうそう容易に変えてしまう代物でもない。そして、タッチ操作のために新しいスクリーンを買い換えるのはもったいないと考える人に向けて、GLAMOSは誕生したと言えるだろう。

GLAMOS本体は手のひらに収まり、そのまま握れてしまうほどの小さなサイズに収まっている。使用方法も簡単で、GLAMOSをタッチスクリーン対応にしたいディスプレイの前に設置し、映像の出力元となるデバイスに接続するだけで準備は完了だ。
対応OSはWinやMac、AndroidやiOSと種類は豊富で、スマホやタブレット、ラップトップ、デスクトップPCなど、あらゆるハードウェアとの互換性を有している。
特に新しくソフトウェアなどをダウンロードする必要もないので、気軽に接続して、お手軽にPCなどをタッチスクリーン操作ができるようアップグレードすることが可能だ。
触れずとも柔軟な操作が可能
操作可能な動きは、スワイプやタッチ、ブラウジングなど、通常のタブレットやスマホと変わらない使い勝手を実現することができる。
あるいは特殊な操作もある程度は対応可能で、着信に応答したり、映像の再生・停止の操作も片手で行うことができる。手が汚れていて直接触ることができないときや、遠く離れていてわざわざ操作するためにディスプレイへ近づかなければいけない時など、直接ディスプレイに触れられない時にも重宝する機能となることは間違いなさそうだ。
あるいは大画面のモニターを操作する時などは、基本的に遠くに座って視聴していることがほとんどであるため、ソファなどに腰掛けたまま、早送りや再生の操作を行うことができれば、その快適さは飛躍的にグレードアップするはずだ。

あるいは、スマートフォンで遊ぶゲームをモニターに投影して、そのままタッチスクリーンを維持したままの操作感で、大画面でのゲーム体験を可能にすることもできる。
スマホゲームをスクリーンに投影して遊ぶという手法は少しづつ浸透してきているが、操作はコントローラーを使うなど、微妙にその使い方に差異があるものだった。
GLAMOSであれば、そういった違和感を排除しながらゲームをプレイすることができるのは大きな魅力である。
GLAMOSは現在Kickstarterで注文を受け付けており、119ドルの出資で一台購入することができる。