手頃な価格でハイエンド機能を実現した空気清浄機「Mila」

最新型の商品は確かに優れたパフォーマンスを発揮してくれるが、価格にもその分上乗せが発生するため、製造者としても心苦しい判断を迫られてしまうことになるだろう。

「Mila」はそんなコストパフォーマンスを重視する消費者に向けて誕生した、価格は手頃ながらも非常に優れた性能を発揮する空気清浄機である。

コストパフォーマンスを重視する家庭に嬉しい仕様

コストパフォーマンスを意識する層として大きな割合を占めるのが、父・母・子と言ったファミリー層である。単身の生活とは違い、家族で暮らすとなると様々な場面で出費がかさんでしまうため、可能な限り安くて長く使えるものを求めてしまうものだ。

そしてファミリー向けの空気清浄機となると、それなりに高いパフォーマンスを発揮してくれるモデルである必要も出てくる。家族全員が住める空間に設置することになるため、単身用のパワーが小さいものでは、しっかりと家族の生活をケアできないのである。

そこで活用したいのがMilaで、こちらは411 CADRという空気清浄機としては最高レベルの浄化能力を持っている。空気中に含まれる埃や細菌など、あらゆる有害物質を高いレベルで除去していき、外気に乗って流れ込んでくるものも全て取り除いてしまうパワーを持っている。

空気清浄機能+アルファのスマート性

ただMilaが高いパフォーマンスを発揮すると言っても、空気清浄機は目に見えない空気の浄化を行うものであるため、イマイチ実感が湧きにくいものである。

Milaは使用者がしっかりと効果を確認するため、現在どれくらいのファンが稼働し、空気が浄化されるまでにどれくらいの時間がかかるかを推定で計測してくれる。

この時に算出される数字はかなり正確に割り出されるのだが、その秘密は設置されている部屋の大きさを正確に認識することができるためだ。リビングはこれくらい、ベッドルームはこれくらいと言った数字をあらかじめインプットすることで、その部屋の大きさに見合ったパフォーマンスで稼働するため、非常に効率的な空気清浄が行えるのである。

また、小さな部屋ではそこまで大層なパワーは必要にならないため、小さい部屋には小さいパワーで対処してもらえることができれば、消費電力の節約にもなるだろう。Milaは本体サイズもコンパクトにまとまっているため、子供部屋からリビングまで、家中で活躍してくれることになる製品だ。

本体の小さな存在感に相まって、Milaは部屋の音から人間の存在の有無を感知し、人がいる時には静かに清浄、人がいない時には大きなパワーで清浄と、使い分けることが可能となっている。小さな子供を寝かしつけるときに、空気清浄機がうるさくてはその邪魔になってしまうこともあるが、Milaであればそのような騒音を発してしまう心配もなさそうだ。

部屋の中の空気中の成分を分析することもMilaの役割である。中に含まれている物質で際立って多いものは何かを計測し、設置されているディスプレイを通じて使用者に警告してくれる。また、天気予報からその日の湿度なども予測し、湿気の具合などが家の中でどうなるかも通知することができるのは、Milaならではの機能と言えるだろう。

Milaのセッティングや通知は、専用のアプリからスートフォンを通じて行うことができる。AIによるテキストチャット機能も搭載しているため、細かいツマミなどをいじらずとも、その時の気分や「なんだか湿気ている」「ニオイがきつい」などと伝えることで、自動的に空気の状態を調節してくれるのだ。

Milaは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり199ドルで購入が可能だ。