4Kのホームシネマを3D音響で体験「Nebula Cosmos Max」

良い映像は、少しでも大きく、繊細に出力できるスクリーンで見届けたいだけでなく、優れた音響で臨場感を体験したいと思うものである。

映画館の進化を見てみると、ワイドスクリーンで映像をあますところなく楽しめるだけでなく、優れた音響設備を導入することで、最高級の臨場感を体験できるようにその性能を向上させてきたことがわかる。

こういった環境を家庭でも楽しめるようになれば良いのだが、いわゆるホームシアターを作るとなると部屋の設計から始めなければならないということもしばしばあるため、その費用は非常に高額になってしまうことも少なくない。

しかしながら今回リリースされる「Nebula Cosmos Max」を使えば、非常にリーズナブルな価格で、家庭に優れたホームシアター環境を導入することができそうだ。

次世代の画質を実現するプロジェクター

Nebula Cosmos Maxはいわゆるプロジェクターの一種で、スクリーンに向けて十分な画質の映像を出力してくれるプロダクトだ。

Nebula Cosmos Maxには2種類のモデルが存在する。1つが一般的な1080pの出力が可能なもので、こちらも高いコストパフォーマンスを発揮するため見逃せないことは間違いないが、目玉はなんといってももう1つのモデルである4Kモデルだろう。

4Kのホームシネマを3D音響で体験「Nebula Cosmos Max」

こちらは現在最もポピュラーな次世代映像技術の1つである4K映像を出力できるタイプのプロジェクターで、映画館のスクリーンに勝るとも劣らない映像を堪能することができる。

最大出力可能サイズは150インチと巨大で、部屋さえ大きければ存分にこの迫力を堪能することができる。このサイズで楽しむことができれば大人数での視聴にも耐えうるため、屋外でのシアター上映にも活用することができるだろう。

映像はHDR10で明暗や色彩が非常に細かく表現されるので、光や影の描写がしっかりと描かれる。単に大きいだけでなく、繊細な映像表現ができるのはNebula Cosmos Maxの強みの1つである。

プロジェクターの悩みの種となるのが、光量不足による映像の見辛さである。どれだけ高いポテンシャルを備えていても、そもそも周りがやや明るかったり、スクリーンと距離があることでしっかりと映像が投影されなければ、その性能も無駄になってしまうものだ。

Nebula Cosmos Maxは1500 ANSIルーメンという光量を備えているので、少々のことではその映像のクオリティが下がってしまう心配はない。屋内・屋外を問わず、いつでも安定した画質で映像を楽しむことができるはずだ。

そして、躍動感のある映像にはダイナミックスムーシング機能を用いて、その一挙一動をしっかりと見届けることができるようになっている。

通常の映像では、高速で移動する車や飛行機はややブレて出力されるものだが、ダイナミックスムージングをオンにすることで、Nebula Cosmos Maxはそれらの挙動のワンフレームごとを滑らかに映し出してくれる。

スムーズな映像を楽しむことが容易にできるため、視聴者のストレスを最小限度に抑えてくれるのも嬉しいポイントである。

音響や他ハードとの親和性も抜群

Nebula Cosmos Maxは、3D音響システムにも対応しているのが特徴である。ドルビーデジタルプラスとサウンドディメンションの技術を用いて、Cosmosのスピーカーを使えば360度の全方位から音響を出力することができるようになっている。

4Kのホームシネマを3D音響で体験「Nebula Cosmos Max」

シネマティックオーディオ技術も映像技術同様に進化を遂げているが、それを体感できる家庭用機器は早々あるものではない。Nebula Cosmos Maxと専用のスピーカーを使えば、家庭でもしっかりと次世代の音響体験を実現することが可能になる。

Nebula Cosmos Maxと接続できる機器はスマホやタブレット、ラップトップ、ゲーム機など、あらゆるハードに対応している。

HuluやNetflixなど、ストリーミングサービスの映像出力も可能なので、お気軽に映像を楽しみたい人にも嬉しいプロジェクターとなるだろう。

Nebula Cosmos Maxは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり1100ドルで購入が可能だ。