飼い猫の良き友達となってくれるスマートロボット「Ebo」

世界中で最も愛されるペットの一種には、猫が間違いなく入ってくることだろう。猫はどこにでも生息しているだけでなく、犬とは違って室内で飼育されることも多いため、比較的飼いやすく、親しみを覚えやすい生き物と言えるだろう。

外と中を自由に出入りできる環境を提供できれば良いのだが、残念ながら日本は都市部を中心として交通量が多く、人の数も増えているため、あまり自由にさせすぎてしまうと外で事故に遭ってしまったり、帰ってこれなくなってしまうというアクシデントも起こってしまいがちだ。

そのため完全に室内で飼っているという人も多いものだが、かといって一生を一匹で過ごさせたり、他の家族が家を空けている時間が長いというのも彼らにとっては寂しさを覚えてしまうこともあるものだ。

できる限りペットには心的負担を与えたくないものだが、「Ebo」はそんな心の負担を少しでも軽減すべく誕生した、猫専用のスマートロボットとなっている。

室内猫も退屈しないロボット

家で退屈している猫は、寂しい思いをしているだけでなく、単純に運動不足となってしまうケースも多い。いくら室内の生活でも問題ないとはいえ、適度に好奇心を刺激して運動の機会を与えてやらないと、どうしても肥満体系になってしまうこともある。肥満は病気の罹患率を上げてしま懸念もあるため避けたいものだが、いつも猫の相手をしてやる時間も人間にはないものだ。

そこで活用したいのがEboの存在である。Eboはいわゆる猫向けのおもちゃの一種だが、最大の特徴として、1つにWi-FIを通じてインターネット接続が可能になっているという点が挙げられる。Eboの本体に内蔵されたカメラやレコーダーを通じて、猫の様子を録画することはもちろんのこと、ライブストリーミング方式でリアルタイムの映像を捉えることも可能になるということだ。

人がいる時といない時では動物もその生活パターンを大きく変化させることもあると言われているが、Eboは猫を飽きさせないだけでなく、家族が留守にしている時の様子を確認する場合でも大いに役立ってくれるというわけだ。

使用するカメラは1080pの映像撮影に対応しており、動画だけでなく写真も撮影することができる。こちらの様子を撮影することはできないが、カメラを用いて猫の様子を伺いながら相手ができるのは嬉しいものだ。

また、Eboは備え付けのウィールを活用し、自動で移動することができる。ただ車のように走行するだけでなく、ダンスをしたり、猫を挑発するような動きで遊びに誘うことができる。

ただの置物ということなら猫に相手にされることもないかもしれないが、自走が可能なEboであればいつまでも猫の相手をすることができるはずだ。

EboはLEDライトの目を有しているが、これらのギミックを活用して、まるで本物の生き物のように振る舞うことができる。子供騙しの動作ではなく、猫に「これは生き物だ」と思わせるような動きで楽しませてくれるので、毎日遊んでも彼らが飽きてしまう心配もないだろう。

人も猫も飽きさせない仕組みに

猫がおもちゃで遊んでいる様子は愛らしいものだが、その様子を捉えた映像や写真は備え付けの編集アプリを使って、好きなように加工することも簡単だ。誰でも気軽にツールを扱えるだけでなく、編集した動画像はSNSへすぐ送信することもできるので、現代人にトゥっては非常に便利な機能となってくれるはずだ。

Eboは電力を消費して様々な動作を見せてくれるが、一方で備え付けのバッテリーも有している。バッテリーが少なくなってくると、Eboは自動的に充電ポートの方へと移動を始め、充電を行ってくれる。ユーザーが自ら充電する必要もないのは嬉しいところだ。

また、Eboのアクティビティはあらかじめスケジュールを設定し、猫の相手をさせておくことができる。ユーザーが直接手を下さずとも自動で猫の相手をしてくれるので、利便性の高さが見えるポイントとなっている。

Eboは現在Kickstarterで注文を受け付けており、158ドルで本体を一台購入することができる。