スマートフォンがダイバー専用ギアに早変わり「DIVEROID」

水中の中で様々なアクティビティに従事するダイバーは、地上とは異なる環境で活動を行わなければならないため、特殊な技術が必要な職業でもある。 重力が存在せず、水深が深くなれば浮力も光も感じなくなってくるため、一体どちらに進めば水面に上がれるのかわからなくなってしまうこともあるなど、常に危険も伴う環境で過ごすことになるものだ。

そんな中では、生身の身体だけでは水中でできることも限られており、必要以上にリスクを背負わなければいけないことも多い。そのため水中活動に特化したデバイスやギアも必要になるが、最小限度に留めておかなければそれらの管理に気を取られてしまい、本来の活動に集中できなかったり、ケアレスミスで命取りということも起こってしまいかねない。

「DIVEROID」はそんな現代のダイバーに最適の環境を提供してくれるサポートガジェットで、スマホ1つでダイバーが必要とする機能をオールインワンで備えることを可能にしてくれるプロダクトだ。

必携のダイビングコンピューターをスマホで完結

ダイビングコンピューターは、今のダイバーにはもはや必須の携行品となっている。水深を測定したり、方角や潜水時間、あるいは現在の潜水速度などを数値化して確認できるため、初めてのスポットや初めてのダイビングという人にとっては、特に重要なアイテムとなってくれる。

DIVEROIDはこれらの機能をスマートフォンに搭載し、防水ケースに入れて運用することを可能にしてくれるので、扱い慣れたスマホを水中で活用することができる。

また単に情報を確認するだけでなく、あらかじめ設定したアラート通知を発信できる機能も搭載している。例えば設定していた以上の水深に差し掛かった時や、酸素残量や酸素に異常が発生した時など、危険を察知した時はすぐにそのことを通知してくれるため、手遅れになる前に対策を取ることができる。

安全のための除法提供も大事だが、水中での活動にはカメラも欠かせないものだ。DIVEROIDは専用のUWカメラを備えており、スマートフォンで写真や動画を好きなだけ高画質で撮影することができる。

スマホの性能と専用の機能を掛け合わせた高機能カメラ

設定できる画角やカメラタイプも多様で、通常モードに比べてワイドアングルのものや、ウルトラワイド、ズーム、セルフィーと、普段使用しているスマホのカメラと同じような感覚で、撮影に取り掛かることも可能だ。

そして水中では普段と目に見えている情報も異なるため、正確な色や自分が理想としているカラーリングでオブジェクトを捉えることも難しくなってしまう。

そこでDIVEROIDの色相調整機能を使うことで、リアルタイムでカラーリングに補正を加え、色鮮やかなシーンを水中でもしっかりと捉えることが可能になるのだ。

DIVEROIDはスマートフォンを使ってダイビングコンピューターの機能を実現するため、カメラの性能などもスマホの機能に依存する。そのため、本体が最新のスマホでカメラも高性能となると、手軽に4K映像を水中で撮影することも可能になる。

水中カメラはこれまで非常に効果のものであったため、わざわざ購入するのは限られたプロフェッショナルだけであったのだが、DIVEROIDを使えば安価に高品質の水中カメラを手に入れることもできる。

DIVEROIDには専用のアプリケーションもあるのだが、ここで写真のデータなどを保存・閲覧することができる。このアプリならではの特徴として、DIVEROIDのコンピューターと連動し、撮影した写真を水深に合わせて整理してくれるのがポイントだ。

この深さでこの写真を撮ったということを一目で理解することができるのは、ダイバーコンピュータがなければ実現しない整理方法といえるだろう。

もちろんそのままSNSなどにもシェアすることができるので、友達やフォロワーへの共有も容易だ。

DIVEROIDは現在Kickstarterで注文を受け付けており、249ドルでスターターキットを一台購入することができる。世界各国に発送対応しているので、日本からの注文も可能だ。