ソーラーパネルとワイヤレスでお手軽チャージ「ABFOCE」

スマートフォンはいつでもどこでも持ち歩くデバイスであるだけに、可能なら常にバッテリーは100%の状態を保っておきたいものである。

購入したての新品スマホであればそのようなこともわけではないが、使用につれてバッテリーの耐久性は低下していき、バッテリーの消費スピードは少しづつ早くなっていく。

そのため、ある程度使いこんだスマホとなると半日でバッテリーが切れかけてしまうというケースもあり、いつでも充電ができるよう、ポータブルチャージャーを持ち歩くという人も増えている。

「ABFOCE」はそんな持ち歩きに最適なバッテリーチャージャーで、電源がなくとも太陽光発電でいつでも給電を欠かさないようにすることが可能だ。

大容量バッテリーと折りたたみソーラーパネルを搭載

通常のポータブルチャージャーの場合、あらかじめバッテリーパックを常備し、ケーブルで接続して運用するというのが一般的だ。

しかしながらポータブルバッテリーも常に充電しておく必要があり、バッテリーが空になってしまえば当たり前だが使うことはできない。

バッテリーが切れればその都度電源を探して充電するということも可能ではあるものの、周りに電源がなければそれは叶わず、都会ならコーヒーショップを探すなども可能だが、アウトドアの際など、そもそも電気がない場所では難しい方法といえるだろう。

そんな時に活躍するのがABFOCEで、これはソーラーパネルでの充電を可能にしているポータブルチャージャーだ。

ABFOCEは折り畳み式の充電器で、ソーラーパネルはこれを展開することで活用が可能になる。スマホのスクリーンほどのサイズのソーラーパネルが4枚ほど備え付けられている。

5ワットの発電量を誇るソーラーパネルだが、使用しない時は折りたたんでポケットやカバンに入れておけるほどに小さくなるため、いつでも持ち歩けるのが嬉しいところだ。

ソーラーパネルとワイヤレスでお手軽チャージ「ABFOCE」ソーラーパネルとワイヤレスでお手軽チャージ「ABFOCE」

ABFOCEは独自のポータブルバッテリーを備えており、10,000mAhの蓄電が可能になっている。普段はここからスマホなどの充電を行い、バッテリー残量がなくなってきたのと感じたら、ソーラーパネルを展開して日光の前で放置しておけば、自動的にバッテリー残量は増加してくれる。

これまではポータブルチャージャーといえども、わざわざ家やオフィスのコンセントやPCからUSBケーブルで給電しなければならなかったため、ついつい充電を忘れて放置してしまったというケースもあったものだが、ABFOCEではそういったアクシデントがあっても、ソーラーパネルで自家発電することができそうだ。

バッテリー残量はLEDのディスプレイで表示されるため、一目であとどれくらい利用できそうかがわかるようになっている。ただのバッテリーだとどれくらいの残量があるのかがわからず、充電しないまま外に持ち出したりしてしまうこともあったが、ABFOCEならそういったアクシデントも回避することができる。

ワイヤレス充電にも対応

ABFOCEはType-Cでの充電も可能なため、最新のスマホでも高速充電を行うことができるが、一番の強みはワイヤレスで充電が行える点だ。

ABFOCEのバッテリーの上にスマホをセットするだけで、自動的に充電が開始される。これによってケーブルを持ち歩く必要も無くなるので、カバンやポケットの中身はさらにスリムになってくれるはずだ。

ソーラーパネルとワイヤレスでお手軽チャージ「ABFOCE」

また、ケーブルを持ち歩かずに充電できるようになることで、バッテリーそのものの貸し借りも容易になる。スマホによって充電ケーブルの形状は異なるため、中には充電ができないものもあるのだが、ワイヤレスであればケーブルの形状を考慮する必要がないため、あらゆるデバイスの充電が可能だ。

もちろん、ケーブル充電の方が充電スピードが早いため、そちらも併用することができる。2つのUSB端子と1つのType-C端子を有しているので、同時に複数デバイスの充電も大容量バッテリーを活用すればわけはない。

ABFOCEは現在Kickstarterで注文を受け付けており、1台あたり54ドルで購入が可能となっている。