調光自在のモジュラー式カメラフラッシュ「ADAPTALUX FLASH ARMS」
そして重要なのが撮影時のフラッシュライトの存在だ。フラッシュは対象へピントを確実に合わせるために重要であるだけでなく、そのキャラクター性を強調するときなど、シチュエーションに応じて様々な活躍が期待できる。
光の存在はそれだけ撮影のシーンにおいて大きな影響をもたらすのだが、「ADAPTALUX FLASH ARMS」は従来のフラッシュライトに比べ、より柔軟な撮影を可能にしてくれるプロダクトとなっている。
変幻自在のアームが特徴
ADAPTALUX FLASH ARMSの特徴は、まず何と言ってもモジュラー式のユニークな形状にあるだろう。従来のフラッシュとは異なり、まるで植物のツタのように伸びるその形状は、自在に変形させることができるだけでなく、取り外しも簡単に行うことができる。
ツタの数を増やしたり減らしたりすることで光量を調節することができ、アームの位置を自由かつ柔軟に調節することでも光量を設定することが可能だ。
また、ADAPTALUX FLASH ARMSは本体の光量を直接変更することもできる。光量は全部で5段階で調節することができ、好きな明るさを適宜選択することができる。好みの位置に調整できたと思ったら、光が強すぎるということもある。その際にはこの調光機能を使い、明るすぎず、暗すぎない設定を選ぶことが可能だ。
そしてこの調光機能は一括ではなく、それぞれのアームごとに設定することができる。上からのライトが明るすぎて、下からは変更の必要がないといったケースでも、全体の位置調整ではなく、ライトの光量のみを設定すれば変更できてしまうので、非常に頼りになる独立性を確保してくれている。
このセッティングは専用のスマホアプリからも行うことができ、Bluetooth接続により本体をいじらずとも、アプリでいつでも自在に設定を変更することができる。カメラに触れて位置がずれてしまう心配もないので、積極的に活用していきたい機能と言えるだろう。
独立した高性能アーム
そして、それぞれのアームには別個にバッテリーセーブのためのソフトウェアが搭載されており、それぞれのバッテリー状況に応じた使用が可能になっている。そのため、充電は一括の充電ではなく、必要なアームを適宜充電するという、柔軟な使い方ができる。
一回の充電で連続使用できる時間も長く、最大で18時間の使用が可能になっている。1時間もあればフル充電を行うことができるほか、USB充電を気軽に行えるため、休憩時間などに差し込んでおけばバッテリー切れに悩む心配もないだろう。
光を少しこもらせたり、色をつけてみたい場合には専用のゲル状ディフューザーが活躍するだろう。アームのライト部分を付け替えることはできないが、このうえにディフューザーを装着することで、より多彩な撮影が可能になる。
少し幻想的な写真にチャレンジしてみたいという場合には、このアイテムが大いに活躍してくれるはずだ。
ADAPTALUX FLASH ARMSはADAPTALUXシリーズの一種であるため、そのほかのパーツやマウントなどとも互換性を保っている。カメラではなく三脚マウントでフラッシュアームを使うことはもちろんのこと、逆に別売りのホワイトライトなどとも一緒に使うことができるんどえ、工夫次第でより多様な撮影環境を構築していくことができるだろう。
通常、サードパーティのアクセサリーはそれぞれの互換性の都合で一緒に使うことができないということも珍しくないが、ADAPTALUX FLASH ARMSであればそういった悩みがないばかりか、優れたパフォーマンスが期待できる。
ADAPTALUX FLASH ARMSは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり162ドルで購入が可能だ。