4K・3D・VRの三拍子が揃ったストリーミングカメラ「VIEWPT NANO」
たとえプロレベルのカメラであっても、その大きさやアクセサリーの煩雑さ、そして機動性から購入が渋られることも少なくなく、iPhoneやPixelのカメラで十分に満足のいく写真を撮影できるということが消費者の間では流行になっている。
ただ、単に画質が良いだけではやはり通常の一眼カメラと比較されてしまうと劣ってしまう部分も多く、決して完全な代替手段であるとは言えない。
「VIEWPT NANO」はそんな小型カメラの可能性をさらに引き上げてくれるカメラで、現在トレンドとなりつつある撮影テクノロジーの全てを凝縮した、お得な一台となっている。
3つの機能を1つのカメラに盛り込んだ製品
VIEWPT NANOが備える機能は主に3つで、1つ目に4K画質での撮影だ。今やスマートフォンにも4K撮影機能を備えているモデルがあるが、VIEWPT NANOにはパワフルなチップが採用されており、これ一台で非常に美麗かつ繊細な映像を撮影することができるようになっている。
4Kは特にスポーツなどの動きのある映像を撮影する際に活躍するため、これまでにはない表現力でスポーツの映像を納めたい場合には、このカメラが大いに役立つだろう。VIEWPT NANOは本体重量が85グラム、サイズも10センチほどであるため、激しく移動しながらの撮影でも、カメラマンは俊敏に動くことができる。
2つ目に3D映像だ。3D映像は2Dと比べて立体感のある映像を提供することができ、こちらも現在普及が進んでいる技術の1つだ。
単なる映像としての奥行きだけでなく、実際に視覚的な立体感をしっかりと提供したい場合は、VIEWPT NANOの3D機能が大いに役立つことだろう。
3D撮影機能はまだスマホや一眼レフカメラでは一般化されておらず、専用の3Dカメラを用意しなければならない。ところがVIEWPT NANOを持ち出しておけば、事前に3D 映像を撮影する予定がなくとも、急なリクエストに応えることができるだろう。
3つ目にVR映像である。VRはARなどと並んで今最も注目を集めている視覚技術の1つで、3D以上の立体感と没入感を視聴者に提供する。
まるで触れるかのような映像を体験することができるが、その撮影には専用のカメラを導入する必要があるため、容易に普及させることは難しい。
しかしVIEWPT NANOは標準装備としてVRカメラ撮影機能を搭載しているため、設定を変更するだけでそのままVR撮影を敢行することができる。
特徴的な2つの魚眼レンズ
まさにカメラとしては無類の強さを発揮するVIEWPT NANOだが、その秘密は2つの魚眼レンズが装着された本体にある。1つではなく2つのレンズを同時に使うことで、立体的な映像表現が行えるようになっており、4K画質はもちろんのこと、3DやVRといった特殊な撮影も可能になっている。
これまでのカメラはレンズが1つしかなかったために撮影の能力に限界があったとも言えるが、VIEWPT NANOはそんな常識を覆しつつ、小型化に成功している点が最大の強みと言えるだろう。もちろん内蔵センサーはiPhoneなどにも利用されているソニーのCMOSセンサーで、ハイエンドなクオリティを十分に期待できるだろう。
もちろん内蔵センサーはiPhoneなどにも利用されているソニーのCMOSセンサーで、ハイエンドなクオリティを十分に期待できるだろう。
利用方法も非常に簡単で、USB-C端子で専用マウントに装着して使用するか、スマホにマウントして利用するといった使い方が推奨されている。そしてスマホには専用のアプリをダウンロードし、そこから詳細設定などを変更することができる。
内蔵バッテリーは700mAhで、最大1時間の連続撮影が可能だ。通常、このような小型カメラはバッテリーの持ちが悪いことが特徴的だが、VIEWPT NANOはスマホから直接充電できるだけでなく、1時間の撮影が可能であるため、撮影中に不意にバッテリーがなくなってしまう心配もない。
VIEWPT NANOは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり99ドルで本体を購入することが可能だ。