スタイリッシュな測定方法とデザイン性が特徴の体温計「ThermArt」

毎日の健康管理や体調を崩した時に欠かせないのが、体温計の存在である。 体温は生き物の健康状態を把握する上で非常に重要な役割を果たしているため、体調に異変を感じた際はとりあえず体温を測ることで、今後の対処法を考えるという人は多いはずだ。

体温計は、どこの病院や診療所に行っても備えられているのはもちろんの事、一家に一台は備えられている家庭のお供でもあるだろう。

今最も主流の体温計は、脇の下に挟んで測定するタイプのものであるが、「ThermArt」はこれまでとは全く異なる手法で体温を測定する、新しいタイプの体温計となっている。

スティック状から一新された新しい体温計

ThermArtは脇の下に挟むモデルとは異なり、額や耳に当てて使うユニークな形状が採用されている。脇の下に挟むタイプの場合、体温測定のたびに服を脱いだり、服に引っ掛けながら体温計を脇から出し入れしなければならなかったため、やや煩わしい思いをする必要があった。

ThermArtの場合、ただ額や耳の上から本体を当てるだけで測定が可能となっているので、億劫な思いをすることもないだろう。形状はこれまでの棒状のものとは違い、大型の目薬のような形をしている。

口にくわえるタイプから脇に挟むタイプまでのスティック型のデザインを廃止したため、一見すると体温計とは思えないようなビジュアルに仕上がっているのもThermArtの特徴である。

スタイリッシュな測定方法とデザイン性が特徴の体温計「ThermArt」

またこの形状の場合、器用に棒状の体温計を扱えない人にとっても使いやすい。体の不自由な人や赤ちゃんなど、自分で体温測定が難しかった人も、ワンタッチで体温を測定できるため、大きく利便性の面でも向上している。

ユニバーサルなデザインと管理アプリの融合

使い方は非常に簡単で、電源スイッチを押したらあとは体に密着させるだけだ。測定にかかる時間はわずか1秒以下にとどまっており、長い時間行動が束縛されてしまう心配もない。実際に肌を密着させる部分はラバー状の素材を採用しており、皮膚の表面に跡が残ってしまったり、ダメージを与えてしまう心配もないだろう。

体温測定は、わずか数分ながらも行動が制限されてしまうのが煩わしいところでもあった。ThermArtであれば文字通りワンタップで測定が完了してしまうので、より身近な体温測定が可能になるだろう。

病気の時でなくとも、体温は毎日の健康管理を行う上でも重要な地位を占めている。1日のルーティーンに体温測定を組み込む際にも、ThermArtのような手軽な測定器を用いることができれば、その負担は大きく軽減されるはずだ。

測定結果は、LEDのディスプレイで側面に大きく表示される。スティック状のこれまでの測定器の場合、測定結果が小さな画面に表示されるということも茶飯事であったため、高齢者にとっては特に測定を難しくしている要素でもあった。

健康管理に敏感で、かつ視力が衰えてしまっている高齢者にとって、数値が見づらいというのは致命的な問題である。ThermArtであれば、測定結果が誰にでも判別しやすいようにくっきりと、大きく表示されるため、老若男女を問わず末長く使い続けることができるだろう。

また、ThermArtは専用のスマホアプリと連動させることで、より効果的な運用も可能になっている。

体温の毎日の変化をグラフ化することで体調管理を行うことができ、女性の場合はピル服用の効果を体温から確認することができる。

スタイリッシュな測定方法とデザイン性が特徴の体温計「ThermArt」

また、測定結果やグラフは他の人と共有することもできるので、担当のかかりつけ医などに日々の記録を見せる上でも大きな役割を果たしてくれるはずだ。

一台のスマートフォンで複数のアカウントを管理することもできるため、自分の体は勿論のこと、家族の体調管理もThermArtのアプリ一つで一括管理が可能になっている。

健康管理は毎日の記録が重要になるが、スマホアプリが自動的に記録をつけてくれるとなれば、健康維持への意欲にも繋がることが期待できる。

ThermArtは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり40ドルの出資で購入が可能だ。