セキュリティのエキスパートが監修したホームセキュリティサービス「SEGURIKIT」
いつでもリアルタイムで敷地内を監視できるスマートカメラや、不審者の侵入を検知する動体センサーなど、ちょっとした予算で気軽に防犯設備を整えることができる。
ただ、テクノロジーが発達し、誰でも簡単にハイテク設備を整えることができるようになったということは、逆に犯罪を犯そうとする側の技術も向上しているということになる。
カラスよけ程度の防犯設備は確かに多少の抑止力にはなるかもしれないが、テクノロジーに詳しい犯罪者であればいとも簡単に出し抜かれてしまうだろう。
もちろん民間の警備会社に委託するといった手段もあるが、それだと維持費に大きなコストがかかってしまう。
「SEGURIKIT」はそんなプロレベルのセキュリティを高いコストパフォーマンスで導入したいというニーズに向けて誕生したプロダクトとなっている。
プロフェッショナルが監修するセキュリティキット
一般販売されているリーズナブルなセキュリティキットの多くは、いわゆる家電メーカーよりの企業から発売されていることが多く、防犯に対する知識が浅いために、機能としては優れていても防犯対策としては運用しづらい設計になっていることも珍しくない。
一方でSEGURIKITの開発者であるDiego Rice氏は警備会社のファウンダーであり、同時に家電製品のエキスパートでもある。
そして、何を隠そう彼もまたメキシコで犯罪の被害にあった人間の一人であるため、ホームセキュリティに対する意識と知識は相当に高い。
SEGURIKITの特徴の1つとして、まずはその汎用性の高さが挙げられる。このキットは主に動体センサー、カメラ、コントロールパネル、リモコン、ボタン、マグネットの6つの要素から構成されているが、これらを必要に応じて組み合わせることで、どんな家やオフィスであっても隙のないセキュリティを構築することが可能だ。
モジュール式を採用した拡張性が魅力
単体のカメラやセンサーとなると、どうしてもセキュリティに穴が生まれてしまう。そこでセキュリティ機能を細分化し、各パーツを必要に応じて組み合わせることができるよう設計することで、汎用性の向上に成功したのである。
例えば家のエントランス側には監視カメラを設置し、インターホンが鳴った時などにリアルタイムで映像を確認する、という使い方をする一方、おろそかになりがちな裏口には動体センサーを配置し、何か反応があった時はそちらを見に行くなど、様々なケースに対応することができる。
あるいはカメラとセンサーの両方を同じ場所に設置してしまい、何か反応があった時には外出先からもスマホなどを通じて確認するといったことも可能だ。
各デバイスは家庭のWi-Fiを通じて互いに情報共有を行うことができるため、同時に複数のカメラの映像を一台のPCに映し出したり、カメラとは違う場所に設置してあるセンサーと連動して、自動的に特定のカメラ映像にスポットするということもできそうだ。
カメラで不審な動きを捉えた場合、仮にユーザーがその映像を見ていなかったとしても、自動的に通知が登録しているスマホに送られるようになっている。
そのため、家を留守にしている時でも自宅の安全状況を逐一確認することができるため、万が一不審者が侵入した際も、迅速に警察や警備会社に連絡し、犯人確保を急ぐことが可能だ。
また、SEGURIKITを司るコントロールパネルからデバイスの管理を行うこともできる。スマホが手元にない場合はここから電話をかけることも可能となっており、もしもの際には活躍が期待できる。
SEGURIKITは、アメリカ地域では最大手の通信会社となるAT&Tともパートナーシップ契約を結んでいるので、きっとを通じて緊急連絡をする際、専属のオペレーターと直接会話も可能だ。
SEGURIKITは現在Kickstarterで注文を受け付けており、290ドルの出資でスターターキットを一台購入することができる。