足の形にしっかりフィットするサイズをスキャン「3D Foot Scan 3DHG ULTRA」
スニーカーのような運動靴であれば、大体のサイズさえ合っていれば多少大きさにズレがあったとしても、そこまで生活に支障をきたすことはない。
しかしながら革靴や女性向けのヒール靴のように、その形状がある程度固定されている靴の場合となると、足の大きさに合ったサイズの靴を選ばなければ、靴ずれが起きやすくなったり、足に血が溜まるなどしてしまうことで、身体に不調をきたしてしまいかねない。
そのためできることならオーダーメイドで靴を作ってしまうのが最適なのだが、「3D Foot Scan 3DHG ULTRA」はそんな足のサイズの計測をスマホで性格かつ迅速に行うことを可能にし、誰でも気軽に自分に合ったシューズを楽しむことができることを可能にするプロダクトだ。
この木製の足の形は3Dプリント技術によって性格に出力されるので、靴をオーダーメイドで作りたい場合にはこれを靴屋に持っていくだけで正確なサイズを把握することが可能になる。
足のサイズを測定するには靴を脱ぎ、時には靴下も抜いで測定する必要があるため、店舗などでいちいち測定するのは億劫なこともある。また、人の手による測定は微妙な誤差も生まれやすいため、出来上がった靴がうまく足にフィットしないというリスクもあるものだが、3D Foot Scan 3DHG ULTRAによって正確な靴が測定できるようになれば、ストレスの少ないフィッティングが実現するだろう。
3Dモデリングでオリジナルのシューズを
また3D Foot Scan 3DHG ULTRAは、単に足の形を測定するだけでなく将来的には新たなシューズ開発にもつなげていくことを想定して運用が予定されている。
単に足の大きさに合わせて靴を作るのではなく、一人一人の足の微妙な形状に合わせ、そこから生じている腰痛や足の痛みといった問題を解決するヘルスケアシューズや、よりデザインを洗練させた新しいシューズのあり方を提案するデザインシューズなどの開発も行いたいとしている。
3D Foot Scan 3DHG ULTRAに付属する3Dソフトウェアを起動すると、デフォルトデータを基にしたシューズカスタマイズも自分で行うことができる。デザイナーに相談しながらカスタマイズを進めていけば、理想的な自分だけの一足を生み出すこともできるだろう。
3D Foot Scan 3DHG ULTRAは現在Kickstarterで出資者を募っており、200ドル程度の出資でサービスを一生利用できるライセンスが与えられる。物は試しということで、まずは利用してみたいという人は出資してみるのが良いだろう。