ペットの視点で映像撮影「PetNow」
ペットがいる場所というのはたいていの場合決まっているもので、よほど広い家でなければ
よくいる場所に設置していれば見失うこともない。だが、犬や猫も動物であるため、時として気まぐれでいつもは行かないような場所に行ってしまうことも珍しくないものだ。
定点カメラではそういったタイミングではうまく撮影できないものだが、「PetNow」は定点でペットを撮影するのではなく、直接ペットにカメラを装着させてしまうことでどこでもペットの様子を捉えられるよう開発されたプロダクトとなっている。
愛犬の体に装着するアクションカメラ
ウェアラブルカメラ、いわゆるGo Proのようなアクションカメラは、手頃な価格で高画質、そして軽量で剛性も高いということで、多くの人に愛用されている今トレンドのカメラタイプの1つとなっているが、PetNowもまたアクションカメラの1つということができるだろう。
人間用のアクションカメラは頭や胸など、ある程度好きなところに身につけることができるが、PetNowの場合は首の上あたりに固定される形で愛犬に取り付ける。
カメラの視界としては、犬の頭の上から撮影される、いわゆる一人称視点に近い視点での撮影となる。犬がどちらの方を向いているのかや、今どの辺りにいるのか、何に興味を持っているのかなど、ペットの視点からその様子を確認することができる。
撮影される映像は1080pという高画質になっているため、画質が悪く周囲やペットの様子が不鮮明という心配はない。撮影した映像は録画することができるので、後から映像を確認することも可能だ。
日中の映像はもちろんだが、夜が更けて暗くなってしまった場合でも、ナイトビジョン機能を使えば鮮明な映像を捉えることができる。家を開けるのは必ずしも日中には限らないため、この機能で夜の外出時でも安心だ。
録画映像はインスタグラムやYoutubeといったSNSにシェアすることもできる。映像に合わせて音声も録音されるので、毎日の犬の生活をSNSで発信していくのにもしっかりと有効活用できそうだ。
犬の視点で普段物を見ることは少ないものなので、PetNowのようにペット視点で映像を撮影できる機材は貴重だ。人間の視点では映らないものや、新しい発見も見つけられるかもしれないし、何より人間から見ると一見安全でも、犬や子供のように低い視点から見ると危ない箇所も見つかるものだ。
そういった意味でも、早いうちからPetNowを導入して周囲の安全を確認しておくのも良いだろう。
スマホアプリとの連携も便利
録画した映像や写真は、専用のスマホアプリを使ってストレージに保管しておくことができる。記録としての撮影にも使えるのは便利な機能だ。
また、映像は録画だけでなく、ライブストリーミングで確認することができる。PetNowはWi-Fi接続が可能となっているので、リアルタイムで映像を確認したい場合はスマホなどから直接カメラに映っている映像を観ることもできる。
外出中の際、今愛犬が家で何をしているのかを確認したい場合は、この機能を使うとしっかりとその様子を見ることができるはずだ。
また、ライブ機能ではカメラと手持ちのスマホでマイクをつなぐこともできる。愛犬と音声でコミュニケーションをとることも可能なため、寂しい思いをさせることもなさそうだ。
カメラをマウントするためのチェストハーネスは、XSからXLまでのサイズが用意されている。カメラの本体重量も非常に軽量な作りとなっているので、愛犬に負担を与えてしまう心配はないだろう。
充電はUSBケーブルを使って行うが、普段使用しないときは専用のスタンドベースに立てかけておくことで保管することが可能となっている。1時間の充電で3ヶ月間の使用が可能なので、電源のそばに保管しておく心配はない。
PetNowは現在Kickstarterで注文を受け付けており、一台当たり8千円程度の出資でスターターキットを購入することが可能だ。